佐藤天彦九段は名人位獲得3期のトップ棋士でA級棋士・竜王戦1組、藤井聡太竜王は今や若くして5冠を保持する将棋界の絶対王者に君臨しています。
トップ棋士同士ゆえに当たることも多いことが考えられますが、両者の対戦成績はどうなっているのでしょうか?
かつて名人まで上り詰めた佐藤天彦九段と若き絶対王者・藤井聡太竜王のどっちが強いのか気になります。
今回は、佐藤天彦九段vs藤井聡太竜王の対戦成績などから、どっちが強いのか徹底比較していきます。
佐藤天彦vs藤井聡太の対戦成績
佐藤天彦九段vs藤井聡太竜王の対局はこれまで7局あり、藤井聡太竜王の6勝1敗です。(2022年12月27日時点)
対局数は徐々に増えてくるとともに、対戦成績は藤井聡太竜王に傾き一方的ともいえる展開になっています。
12月19日から始まる棋王戦挑戦者決定2番勝負から短期間のうちに集中的に両者の対局が続きましたが、ここで一気に藤井竜王が引き離した形になっています。
佐藤天彦九段vs藤井聡太竜王の対戦成績は、以下の通りです。
佐藤天彦vs藤井聡太の対戦成績(2022年12月27日時点)
佐藤天彦 1勝-藤井聡太 6勝
戦型
戦型は振り飛車が1局のみで、その他は相居飛車の戦型がよく指されています。
両者が居飛車党であることを考えれば、予想通りともいえますが、佐藤天彦九段が最近振り飛車も指しているのを見ると、変化球として中飛車や三間飛車なども一定数指されるのではないでしょうか。
また、将棋界では最近、相掛かりが流行している傾向があり、佐藤天彦九段vs藤井聡太竜王の対局でも今後は増えていくことが予想されます。
佐藤天彦九段vs藤井聡太竜王の戦型と対戦成績は、以下の通りです。
佐藤天彦vs藤井聡太の戦型
横歩取り:3局
矢倉:2局
角換わり:1局
振り飛車:1局
※2022年12月27日時点
佐藤天彦vs藤井聡太の対局日・戦型など
2022年12月27日
第48期棋王戦挑戦者決定トーナメント挑戦者決定2番勝負第2局(横歩取り)
先手・藤井聡太〇-●後手・佐藤天彦
2022年12月23日
第81期A級順位戦6回戦(矢倉)
先手・佐藤天彦●-〇後手・藤井聡太
2022年12月19日
第48期棋王戦挑戦者決定トーナメント挑戦者決定2番勝負第1局(横歩取り)
先手・藤井聡太〇-●後手・佐藤天彦
棋王戦挑戦者決定戦二番勝負2022の詳細については、こちらをご参照下さい↓↓
2022年11月3日
第48期棋王戦挑戦者決定トーナメント本戦準決勝(矢倉)
先手・佐藤天彦〇-●後手・藤井聡太
2020年10月29日
第70期王将戦挑戦者決定リーグ戦(中飛車)
先手・佐藤天彦●-〇後手・藤井聡太
2020年6月2日
第91期棋聖戦決勝トーナメント準決勝(角換わり)
先手・藤井聡太〇-●後手・佐藤天彦
2018年1月14日
第11回朝日杯本戦トーナメント2回戦(横歩取り)
先手・藤井聡太〇-●後手・佐藤天彦
タイトル戦
佐藤天彦九段vs藤井聡太竜王のタイトル戦(番勝負)での対戦成績は、どうでしょうか?
残念ながら両者はまだタイトル戦(番勝負)での対局はありません。
現在、佐藤天彦九段が無冠、藤井聡太竜王が5冠を保持していることを考えると、実現の可能性として佐藤天彦九段が挑戦権を獲得して藤井聡太竜王が持っている5冠のいずれかのタイトルに挑戦する形が考えられます。
いずれ、そう遠くない将来に実現する可能性は高いでしょう。
佐藤天彦vs藤井聡太のどっちが強いのか比較
上述したように、佐藤天彦九段vs藤井聡太竜王の対戦成績は藤井竜王の6勝1敗で、藤井竜王に分があります。
どっちが強いのか比較するといっても若干、対局数が少なかったですが、12月19日からの両者の短期間の対局ラッシュの勝敗ではっきりしてきました。
佐藤天彦九段の巻き返しが期待されましたが、逆に藤井聡太竜王が勝ち越し大きく水をあけることになりました。
藤井聡太竜王のデビュー依頼の破竹の快進撃や他のトップ棋士との対戦成績から、藤井竜王が大きく勝ち越すのは予想されたことではありました。
逆に佐藤天彦九段にとっては、今後の藤井聡太対策の練り直しが必要になっています。
現時点でどっちが強いのかを対戦成績から比較すると、藤井聡太竜王が強いということになります。
佐藤天彦vs藤井聡太の対戦成績~まとめ
今回は、佐藤天彦九段vs藤井聡太竜王の対戦成績などから、どっちが強いのか徹底比較してきました。
佐藤天彦九段vs藤井聡太竜王の対戦成績は藤井聡太竜王の6勝1敗です。(2022年12月27日時点)
どっちが強いのかは対局数の少なさから何とも言えない部分もありますが、対戦成績からはから比較すると藤井聡太竜王が強いといえます。
両者は12月19日から短期間のうちに集中的に対局が続き、藤井聡太竜王が連勝したことで一方的になりました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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