旅行に出かける時には新幹線を利用する方は多いと思いますが、長距離・長時間の移動になることが多いですよね。
そこで時間つぶしに読書をして過ごそうとして、酔う方が少なからずいらっしゃいます。
乗り物酔いをしたのではせっかくの旅行が台無しですし、いっしょに行った方にも迷惑をかけてしまいます。
新幹線などで乗り物酔いをするのはなぜか、また乗り物酔いを克服するための対策としてはどんな方法があるのでしょうか?
今回は、新幹線で読書をすると酔うのはなぜかと乗り物酔いを克服するための対策などについて見ていきたいと思います。
新幹線で読書をすると酔うのはなぜ?
新幹線などの乗り物で読書をすると酔うのは、その乗り物のスピードや揺れが関係していそうな気がします。
また、短時間であれば乗り物酔いは大丈夫という方も多いと思います。
では、なぜ新幹線で読書をすると乗り物酔いをしてしまうのでしょうか?
新幹線で読書をすると酔うのは、自律神経の乱れが原因です。
新幹線などの乗り物で揺れながら猛烈なスピードでの走行が続くと、三半規管が刺激されてしまい、自律神経の乱れを引き起こされてしまうのです。
読書をしている時は視線は固定されていますが、体は揺れています。
この視線と体のズレが乗り物酔いの原因となります。
また、お弁当や飲み物などのにおいなどによっても乗り物酔いが引き起こされることもあります。
この結果、吐き気や不快感などの乗り物酔いの症状が出てきてしまいます。
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乗り物酔いを克服するための対策
新幹線など乗り物で読書をすると酔うのはなぜかはわかりました。
では、未然に乗り物酔いを克服するための対策にはどんな方法があるでしょうか?
新幹線に乗る前の対策
まずは新幹線に乗ってからではなく、乗り物酔いしやすい方は新幹線に乗る前から準備しておくのがおすすめです。
では、いくつかあげていきましょう。
十分な睡眠を摂る
新幹線に乗る前日は旅行のための荷造りだったり、緊張していたりして睡眠が不十分になりがちです。
睡眠不足は乗り物酔いの大敵なので、普段通りのリズムで睡眠時間の確保に努めましょう。
体調管理が大切なポイントです。
満腹・空腹での乗車は避ける
満腹・空腹での乗車は乗り物酔いを引き起こしやすいといわれています。
少なくとも乗車1時間前には食事は済ませておきたいところです。
空腹対策には軽く食べられるものを用意しておきましょう。
飲酒を控えるのは言うまでもありません。
酔い止め薬を服用
酔い止め薬は、乗り物酔いをしてから服用しても時すでに遅しです。
酔い止め薬は新幹線に乗る30分前までには飲むように心掛けましょう。
おまじない的な効果も期待できますので、心配な方は市販薬がありますので、服用しておきましょう。
席は窓際を選ぶ
席はどこでも同じように思うかもしれませんが、乗り物酔いをしにくいのは窓際の席です。
通路側の席は人の通りが激しいですし、窓際の席は読書の合間に外の風景を眺めることがいい気分転換にもなり、疲労回復にもつながります。
新幹線に乗車中の対策
新幹線に乗る前の対策をしたなら、続いて乗車中の対策です。
こちらもいくつかあげていきます。
読書やゲームに集中しすぎない
読書やゲームに夢中になるのはいいのですが、長時間集中するのは避けた方が無難です。
高速で揺れている新幹線で視線を一点に集中していると乗り物酔いを誘発しやすくなります。
一か所を凝視し続けないようにし、時々外の風景を眺めたり周りの人と話をするなど適度にクールダウンすることが大切です。
体を締め付けず、リラックスを!
新幹線に乗車中はウエストをはじめ、体を締め付けるような恰好は避け、できるだけリラックスするように心掛けましょう。
ベルトなどはゆるめておき、時々席を立ってストレッチするのもおすすめです。
同じ姿勢をとり続けてのエコノミークラス症候群も防止できます。
それでも乗り物酔いをしてしまったなら…?
乗り物酔いを克服するための対策として、新幹線に乗る前・乗車中の対策を紹介してきましたが、残念ながらそれでも乗り物酔いをしてしまったならどう対処すればいいのでしょうか?
視線と体のズレが乗り物酔いの原因であることから、乗り物酔いをしてしまった後もこのズレの修正に努めます。
対処法としては、
・遠くを眺める
・体を固定して動かさない
などがあげられます。
また、匂いが原因で乗り物酔いをしてしまった場合には、自分の好みの香りを嗅ぐこともおすすめです。
まとめ
今回は、新幹線で読書をすると酔うのはなぜかと乗り物酔いを克服するための対策などについて見てきました。
新幹線で読書をすると酔うのは、視線と体のズレによって自律神経の乱れが引き起こされるのが原因です。
乗り物酔いを克服するための対策としては、新幹線に乗る前・乗車中の対策があり、体調を整え、リラックスすることがポイントとなります。
万が一乗り物酔いをしてしまったなら、遠くを眺めて体を固定して動かさないようにしましょう。
また、乗り物酔いをしやすい方の中には自分で「乗り物酔いしやすい」と思い込んでしまい暗示をかけてしまっているようなケースも見られます。
この思い込みが自律神経に悪影響を及ぼしてしまっては損です。
あくまでも対策をしたなら、逆に大丈夫だと思い込むようにしたほうがいいのはいうまでもありません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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