北海道網走市にある網走監獄は我が国では唯一の監獄博物館で、東京ドーム約3.5個分の広い敷地に多くの見どころがある貴重な博物館です。
実際に行ってみると行く前のイメージとは違う、歴史や囚人たちの生活を知ることができた有意義な見学になりました。
今回は、網走監獄の見どころや所要時間、実際に行ってきた感想などを紹介してみたいと思います。
網走監獄の見どころ
網走監獄には10棟の登録有形文化財がありますが、見どころは非常に多いです。
網走監獄で体験するとそのリアルさを肌で感じることができ、監獄・囚人が関わった北海道開拓の歴史も学べて大変勉強になりました。
そんな見どころ満載の網走監獄の中でもここだけは見てほしい筆者おすすめの見どころを3か所紹介します。
網走監獄の見どころ①~五翼放射状平屋舎房と中央見張所
その中でも網走監獄のハイライトともいえるのがこの五翼放射状平屋舎房と中央見張所です。
放射状に延びる5棟の平屋舎房を見渡せるように中央に見張り小屋を置いて監視できるようなつくりになっています。
実際に中央見張所から見た舎房の光景は壮観で舎房は生々しさが伝わってきました。
明治45年に建築され、昭和59年まで実際に使用されており、昭和60年に現在の場所に移されました。
網走監獄の見どころ②~監獄歴史館
参加体験型の歴史館になっており、囚人気分を味わえます。
例えば、笠をかぶって囚人服を着たり、脱走防止用の鎖と鉄の重りをつけて歩いてみたり、などユニークな体験ができます。
また囚人たちが命がけで作った網走から旭川への中央道路ですが、その工事の様子を再現した体感シアター「赫い囚徒の森~知られざる220キロの苦難」(上映時間7分間)は必見です。
体験前と後ではイメージが変わり、過酷で厳しい囚人の歴史を肌で感じることができました。
網走監獄の見どころ③~監獄食堂
ユニークなのが網走刑務所で受刑者が実際に食べているメニューを再現した「監獄食」で、実際に食べることができます。
内容は、麦3:白米7で炊いた麦飯、焼き魚(さんまor ホッケ)、副菜、みそ汁がセットの定食で、実際に昼食として出されていた食事を再現しています。
栄養バランスも良くヘルシーでなかなかの味です。
参考:「監獄食」(博物館 網走監獄 公式サイト)
⇒ https://www.kangoku.jp/lunch.html
売店ではTシャツなど、「網走監獄」グッズも販売されています。
網走監獄のより詳しいガイドツアーもおすすめ!
うれしいことに網走監獄では1日3回の無料ガイドツアーが
実施されています。
解説付きなら理解がなお深まるでしょう。
期間
4月21日~10月20日
時間
10:00~、11:30~、14:30~
所要時間
50分
料金
無料
※情報は変更の可能性があるので公式サイトなどで必ず確認して下さい。
網走監獄の所要時間
続いて網走監獄見学の所要時間ですが、平均で2時間前後という方が多いようです。
実際に筆者も上記3か所に加えて合計7~8か所回りましたが、2時間ほどでした。
目安として、ハイライトだけなら1時間くらい、くまなく見れば半日ほどといったところでしょうか。
筆者は9月の平日に訪れましたが、混雑はなくどこを見学するにもスイスイ回ることができました。
土日祝日は平日よりは人出は多いでしょうが、気になるほどの混雑はないと思われます。
網走監獄のアクセスや駐車場
網走監獄へのアクセスは空路と陸路の2パターンですが、比較的所要時間も短く便利かと思います。
網走駅からはバスでも車でも比較的近いところに位置しています。
筆者は女満別空港そばでレンタカーを借りて訪れました。
網走監獄のアクセス
空港
女満別空港から約18.5kmで、車で約20分です。
電車
JR網走駅から約4kmで、車で約7分、バスで約10分です。
※女満別空港からのバスはJR網走駅まで直行しますので、網走駅で上記路線バスへ乗り換えます。
網走監獄の駐車場
駐車場は、網走監獄敷地内に第1・第2駐車場の2か所があります。
駐車可能台数
400台
料金
無料
※身障者専用・バイク専用レーンあり
網走監獄概要
名称
博物館網走監獄
開館時間
8:30~18:00(5~9月)
9:00~17:00(10~4月)
※入館は閉館時間1時間前までです。
定休日
なし
料金
大人1,080円、大学生・高校生750円、小・中学生540円
インターネット割引券(10%off)は、こちらからどうぞ!
⇒ https://www.kangoku.jp/basic_information.html
(博物館 網走監獄 公式サイト)
所在地
〒099-2421 北海道網走市字呼人1-1
☎:0152-45-2411
網走監獄の見どころや所要時間~まとめ
今回は、網走監獄の見どころや所要時間、実際に行ってきた感想などを紹介してみました。
行く前は少々ネガティブなイメージもあった網走監獄ですが、実際に行ってみると囚人の収監生活の様子など肌をで感じることができました。
特に個人的には北海道開拓と網走監獄との関わりを興味深く見ることができました。
この記事が網走監獄を訪れる方に少しでもお役に立てればうれしいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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