日本全国の神々が出雲大社に集うといわれる神在月ですが、その中でも神在祭は年間通して最も混雑の激しい時期でもあります。
この行事にはどんな意味があって、どんな日程・内容で行われるのでしょうか?
縁結びの成就を願ってこの時期に参拝に訪れる人にとっては大変気になるところだと思います。
今回は、出雲大社の神在祭の混雑予想と駐車場情報、日程と内容・読み方などについて見ていきます。
出雲大社の神在祭の混雑予想と駐車場情報
出雲大社は神在月の期間は一年で最も混雑が激しい時期ですが、神在祭はそのハイライトともいえる期間です。
したがって、土日を中心に大変混雑しますし、今年は人気の高い縁結大祭が土曜日に当たります。
おそらくこの日が混雑のピークになると思われますので、宿泊施設の手配などは早め早めに行っておくことがポイントです。
また、この混雑に伴って駐車場も平日であっても早くから満車になるケースがありますので、なるべく公共の交通機関を利用されることをおすすめします。
出雲大社の神在祭の駐車場情報
どうしても車で行かれる場合は駐車場を利用することになりますが、出雲大社では3か所の駐車場が用意されています。
それぞれ大駐車場385台、第二駐車場360台、第三駐車場20台とかなりの駐車可能台数ですが、それでも満車になりますので、午前中のかなり早い時間帯に到着しておく必要があります。
また、出雲大社以外にも周辺には無料駐車場がありますので、出雲大社駐車場が満車の場合はこちらを利用することになります。
島根県立古代出雲歴史博物館駐車場
駐車可能台数
244台
営業時間
9:00~18:00
所在地
出雲市大社町杵築東99-4
みせん広場北側駐車場
駐車可能台数
111台
営業時間
24時間
所在地
出雲市大社町修理免1425-1
神門通り広場駐車場
駐車可能台数
60台
営業時間
24時間
所在地
出雲市大社町杵築南878-3
出雲大社の神在祭の日程・内容
神在祭は、旧暦10月10日〜17日までの8日間の日程で開催されます。
旧暦の10月10日の夜、出雲大社の近くの稲佐の浜での「神迎祭」に始まり、17日に全国の神々をお見送りする「神等去出祭」までの8日間に渡って行われます。
続いて、それぞれの行事の内容について見ていきましょう。
神迎神事・神迎祭
神在祭の前夜(旧暦10月10日)、全国の神々が上陸する稲佐の浜では、神々をお迎えする神事が行われますが、これが神迎神事です。
そして、19時浜辺に御神火が焚かれ、上陸した大国主神が待つ出雲大社へとご神幸し、参列者も神籬の後について歩きます。
出雲大社神楽殿に到着すると神々をもてなす神迎祭が執り行われ、この後、神々は出雲大社本殿両側にある宿となる十九社に鎮まられます。
龍蛇神講大祭
稲佐の浜での神迎神事が終わった後、神々は出雲大社に向かいますが、この時に先導するのが「龍蛇神」で、水難火難の守護、豊作豊漁、商売繁盛の神といわれています。
この龍蛇神を信仰する人達の集まりが龍蛇神講で、最初の神在祭が終了してから行われます。
縁結大祭
出雲大社が縁結びの神社であるということで、特に人気の高い行事で最大の見どころともいわれています。
良縁成就を求めて多くの人が日本全国から幸縁むすび祈祷を受けるために参列します。
神等去出祭
出雲大社に集結した神々は、神在祭が終わるとそれぞれの国に戻りますが、その旅立ちの儀式がこの神等去出祭です。
神職の「お発ちー」という声とともに扉を叩き、これを3回繰り返した後、神々は出雲大社を離れます。
出雲大社の神在祭とは?~読み方も
旧暦10月は一般的に「神無月」と呼ばれていますが、出雲地方では八百万(やおよろず)の神々が出雲の国に集まる月であることから「神在月」と呼ばれています。
読み方は、「かみありつき」と読みます。
神在祭は、「かみありさい」と読みます。
神々は集まって何をするかというと来年の人々の縁に関する相談をするといわれています。
これが出雲大社が縁結びの神社といわれる由縁です。
旧暦10月10日から17日まで、出雲大社では全国から神々をお迎えして、神と人の伝統行事が執り行われます。
これが「神在祭」で、旧暦の10月に行われますが、現在は11月です。
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出雲大社の神在祭の混雑予想と駐車場情報~まとめ
今回は、出雲大社の神在祭の混雑予想と駐車場情報、日程と内容・読み方などについて見てきました。
神在祭2018は、旧暦10月10日〜17日までの8日間の日程で開催されます。
いつも混雑している出雲大社でも神在祭の時期が混雑はピークになり、駐車場も満車になるので、公共の交通機関で行かれることをおすすめします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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