毎年6月に開催されている全米オープンゴルフですが、タイガー・ウッズの登場以来アメリカのゴルフの賞金額が高騰を続けています。
実力世界一を決めるとともに賞金額が高い4大メジャーの中でも全米オープンゴルフは特に破格の賞金額です。
いったいどれだけもらえるのでしょうか?
調べてみると「あっ!」と驚くようなこともありました。
今回は、全米オープンゴルフの賞金配分はどうなっているのか、さらに何位までもらえるのかについて見ていきます。
全米オープンゴルフの賞金配分は?最高額は?
ゴルフのメジャー大会の賞金総額は以前はどの大会も同じで、800万ドルでした。
しかし近年これが崩れ、各大会で独自に賞金額を設定するようになりました。
それぞれ年々高騰を続け、全米オープンゴルフの賞金総額も2016年には1,000万ドルに達し、2017・2018年には1,200万ドル(優勝賞金 216万ドル)となりました。
そして、2019年は賞金総額1,250万ドル(約13.6億円)、優勝賞金225万ドル(約2.4億円)で行われています。
ちなみに2017年の全米オープンゴルフの優勝賞金が216万ドルでしたから、優勝賞金だけでもこの10年で1億円近く跳ね上がっていることになります。
また他のメジャー大会の優勝賞金は、
マスターズ
賞金総額1,150万ドル、優勝賞金207万ドル(2019年)
全米プロゴルフ選手権
賞金総額1,100万ドル、優勝賞金198万ドル(2019年)
全英オープン
賞金総額1,075万ドル、優勝賞金193万5,000ドル(2019年)
となっています。
つまり、全米オープンゴルフが最高額の大会であることがわかります。
全米オープンゴルフの賞金は何位までもらえる?
それともうひとつ驚いたことがあります。
全米オープンゴルフの賞金は何位までもらえるか調べてみたところ、なんと予選落ちした選手にまで賞金が出ているのです。
参考にまで2017年の全米オープンゴルフでは日本からは池田勇太選手、谷原秀人選手、今平周吾選手の3選手が参加して予選落ちしていますが、それぞれ1万ドルの賞金が出ています。
これは大変大きいことで、プロゴルフの場合、予選落ちすると通常賞金はゼロで、交通費や滞在費などの出費で赤字となってしまいます。
これが国内より経費のかかる海外の大会ですから、少なくとも赤字は免れることができるのではないでしょうか。
選手にとってもより大会に参加しやすくなるともいえますね。
全米オープンゴルフの賞金配分のしくみ
プロ・ゴルフにおいて優勝賞金の配分は、通常賞金総額の15%~20%です。
アメリカと日本のツアーでは少し違っていて、アメリカ男子ツアーでは優勝18%、2位10.8%、3位6.8%の配分となります。
しかし賞金の配分率は多少の差はあってもほとんど似ているといっていいでしょう。
続いて2017年を例に全米オープンゴルフの賞金配分を見てみましょう。
優勝$2,160,000(約2.3億円)
2位 $1,296,000
3位 $813,070
4位 $573,904
5位 $478,253
6位 $420,294
7位 $376,019
8位 $338,214
9位 $306,754
10位 $283,424
:
65位 $27,138
日本オープンゴルフとの比較
ここで同じナショナルオープンである日本オープンゴルフと比較してみましょう。
日本オープンゴルフも国内のプロゴルフの大会の中で実力日本一を決める大会であるとともに賞金額も国内最高額の大会です。
この日本オープンゴルフの賞金総額と優勝賞金を見てみると
賞金総額:2億円
優勝賞金:4,000万円
この賞金額を高いと見るか安いと見るかは別として、なんと日本オープンゴルフの賞金総額より全米オープンゴルフの優勝賞金のほうが高いというのは驚きですね。
いかに全米オープンゴルフの賞金が破格であるかがわかるというものです。
全米オープンゴルフの賞金配分~まとめ
今回は、全米オープンゴルフの賞金配分はどうなっているのか、さらに何位までもらえるのかについてまとめてみました。
調べてみると全米オープンゴルフは最高の賞金額だけでなく、賞金配分も前代未聞であることがわかりました。
なんといっても予選落ちした選手にまで賞金が出るんですから。
実力世界一という名誉だけでなく、参加しやすさという面にまでケアの行き届いた大会であることがわかりました。
今後どこまで賞金額が高騰していくかはわかりませんが、世界のゴルファーにとって憧れの大会であることは間違いありません。
日本人ゴルファーの優勝を早く見てみたいものですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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