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夏至の食べ物が関東や関西で違うって知ってた?風習はどう?

毎年6月になると「夏至」がやってきますが、私たちは夏至のことをどこまで知っているでしょうか?

そもそもの夏至の意味、夏至にまつわる食べ物や風習の話など関東や関西などの地域による違いなどはじめて知る話も多いことと思います。

今回は、夏至の食べ物が関東や関西で違う話や風習などについて見ていきます。

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夏至の食べ物は関東や関西で違う

夏至の食べ物といわれて何か思い浮かぶ食べ物はあるでしょうか?

ちなみに冬至では「かぼちゃ」ですが、夏至はなかなか思い浮かびませんよね。

しかし、地域によって下記のように特定の食べ物を食べる風習があるようです。

夏至の食べ物~北海道・東北編

残念ながら北海道・東北で夏至の日に食べる特別な食べ物はないようです。

夏至の食べ物~関東編


昔は夏至の頃に田植えをしていて、時期によって小麦と米を育てる二毛作を行っていた農家が多くありました。

小麦の収穫が夏至の頃に終わると、半夏生の日(夏至の11日後)までに田植えが終わります。

採れた小麦で餅を作って小麦餅を豊作祈願で食べるという習慣ができました。

夏至の食べ物~関西


まず大阪ではタコを食べて豊作を願う風習があります。
これは田植えをした後に、 「タコ足のように稲の根がしっかりと根を張ってほしい」という
願いが込められているいるといわれています。

京都では水無月という和菓子を食べる風習があります。
白いういろうの上の小豆が乗っている三角形のお菓子です。

また奈良では、小麦粉ともち米を混ぜた半夏生餅を食べる風習があります。

夏至の食べ物~四国


四国・香川ではうどんを食べる風習があります。
やはり米との二毛作の間に食べていたようで、収穫されたばかりの麦が使われます。

夏至の食べ物~九州

九州・熊本では小麦餅団子を食べて豊作を祈って神様にお供えしてその後に食べています。

他にも福井越前サバ愛知県の一部無花果(いちじく)三重ではミョウガなどその地域によってさまざまな食べ物を食べる風習があります。

夏至の風習

続いて夏至の風習ですが、夏至の日には北半球の多くの国で夏至祭が行われます。

夏至祭は北欧など世界各地で行われていますが、日本で有名なのが三重県伊勢市の二見興玉神社(ふたにおきたまじんじゃ)の夏至祭です。

二見浦の夫婦岩の前で禊を行い、夫婦岩から登る朝日を拝むというものです。

夏至の時期だけ大小並んだ夫婦岩の間から朝日が昇る光景が見られるのが非常に珍しく、夫婦岩と日の出のコラボが格別です。

また夏至の食べ物の繰り返しになりますが、以前は田植えの時期が夏至~半夏生にかけての時期で、田植えが終わると食べ物を供えたり、食べたりする風習がありました。

夏至とは?

そもそも「夏至」とは何を意味するのでしょうか?

「夏至」は「げし」と読み、1年で最も昼の時間が長く、最も夜が短い日のことをいいます。

ちなみに冬には「冬至(とうじ)」という日がありますが、こちらは夏至とは反対で、1年の中で最も昼の時間が短い日のことをいいます。

地球が太陽の周りを1年で1周公転しているのはご存知の通りですが、この1周360度を24分割した季節のことを「二十四節気」といいます。

「二十四節気」は15度おき(約15日間隔)に定められているのですが、夏至はこの「二十四節気」のうちのひとつで10番目の節気です。

夏至は毎年同じ日ではなく±1日の誤差が出ることがあります。

地球の地軸が傾いているためにわずかにずれることがあるのです。

今年2018年の夏至は、6月21日でしたが、2019年は6月22日、2020年は6月21日となります。

夏至の食べ物と風習~まとめ

今回は、夏至の食べ物が関東や関西で違う話や風習などについてまとめてみました。

夏至の意味は知っていても食べ物や風習にまつわる話はご存知ではない方も多かったのではないでしょうか。

いずれも四季のはっきりした日本の気候や農耕民族である日本人の生活に深く根ざしたものでしたね。

自然とともにある日本人の生活を感じることができました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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