岩盤浴に使われる鉱石は、非常に種類豊富で、その数は非常に多く数百種類にも及びます。
それぞれの鉱石が違った特徴を持っていますが、共通するのは「遠赤外線」と「マイナスイオン」を放出しているということです。
これらにプラスアルファとして、「低放射線」を放出して「ホルミシス効果」をもたらす鉱石もあります。
今回は、種類豊富な岩盤浴の鉱石にはどんな特徴があるのかを見ていきます。
岩盤浴は種類豊富で多い
岩盤浴は、温められた鉱石から「遠赤外線」と「マイナスイオン」を放出して、体の芯まで温めたりリラックスしたりしようとするものです。
天然の岩盤浴では、秋田県の玉川温泉などが有名ですが、鉱石の種類となると非常に多く数百種類にもなります。
種類豊富な岩盤浴の鉱石ですが、その特徴も鉱石によって異なり、全国の岩盤浴施設もさまざまな種類の鉱石を使用しています。
普段は鉱石の種類まで意識して岩盤浴をしている方は少ないかと思いますが、それぞれの鉱石の特徴を知るとまた違う意識で入浴できるのではないでしょうか?
岩盤浴の鉱石の種類とそれぞれの特徴
岩盤浴は数百種類もあることがわかりましたが、ここではその中で代表的な鉱石を選んで、それぞれの特徴を見ていきたいと思います。
岩盤浴の鉱石の種類と特徴①~北投石
秋田県の玉川温泉、台湾の北投温泉でしか産出されていない非常に希少価値の高い鉱石です。
現在、採掘は禁止されているため、北投石を使用した岩盤浴施設はありません。
遠赤外線・マイナスイオンの放出の他にラジウムなどの微量放射線による「ホルミシス効果」を持っているのが特徴といわれています。
がんなどの疾患を持った方が遠方から玉川温泉に訪れるのは、このためです。
この北投石を使用した岩盤浴施設はありませんが、「玉川岩盤浴スーパーマット」など北投石を使用した製品があります。
岩盤浴の鉱石の種類と特徴②~ブラックシリカ
北海道産で、「神天石」ともいわれ、希少価値の高い鉱石です。
遠赤外線とマイナスイオンの放出が非常に多く、この鉱石を使用している施設は多数あります。
特に遠赤外線の作用が強く、植物の成長が早まったという実験結果もあります。
岩盤浴の鉱石の種類と特徴③~天照石
九州産で、「高千穂天照石」「祖母聖光石」ともいわれています。
二酸化珪素の含有量が極めて多いという特徴があり、ブラックシリカと同等の遠赤外線の波長を持っています。
もうひとつの特徴として、細胞を活性化させ、生体の代謝・生育を促進するといわれる「テラヘルツ光線」といわれる光線を放出します。
岩盤浴の鉱石の種類と特徴④~貴宝石
中部地方産で、マイナスイオンの放出が自然界最高レベルといわれています。
遠赤外線の放出も多く、熱を加えなくとも自然に放出しています。
この鉱石を利用した岩盤浴は45℃~50℃と比較的高温なので、高めの温度がお好みの方におすすめです。
岩盤浴の鉱石の種類と特徴⑤~麦飯石
韓国産で、石の表面が麦飯に似ていることからこの名前がつきました。
温めると多量の遠赤外線やマイナスイオンを放出し、温度を上昇させても湿度を一定に保つ特徴があります。
そのため、岩盤浴施設内の湿度を一定に保つ効果があります。
岩盤浴の鉱石の種類と特徴⑥~長命石
滋賀県産で、元素を多く含む鉱石です。
マイナスイオンを大量に発生させ、水をおいしくしたり、還元力があることがわかっています。
これらは、長命石の採れる場所の近くに落ちた田上隕石と関係があるのではないかと考えられています。
岩盤浴の鉱石に含まれる成分
岩盤浴の鉱石に含まれる含まれる成分として、ほとんどの鉱石に共通しているのは二酸化珪素を多く含んでいるということです。
その他、鉄やアルミニウム、チタンなどの酸化物質、マグネシウム、カルシウムなどのミネラル、ラドンバナジウムなどの希少金属元素を含んでいる鉱石もあります。
岩盤浴の鉱石は、これらの成分の組み合わせなどによってそれぞれに特徴が異なってくるというわけです。
岩盤浴の種類豊富~まとめ
今回は、種類豊富な岩盤浴の鉱石にはどんな特徴があるのかを見てきました。
お伝えしたように岩盤浴の鉱石は、非常に種類豊富で、それぞれに固有の特徴があります。
こうした岩盤浴の鉱石の特徴を理解した上で、上手に岩盤浴を選ぶことが大切です。
そして、自分にとってピッタリの岩盤浴が見つけられれば、きっとさまざまな面で役立ってくれるはずです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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