岩盤浴といえば熱い岩盤に横たわるので、湿度より温度を意識する方が多いかもしれません。
岩盤浴ではいい汗をかいてリフレッシュするのが多くの人の目的でもありますが、いい汗をかくためには岩盤浴の温度と湿度の関係は無視できないことです。
また、岩盤浴施設によって熱い施設があったり、少々ぬるい施設があったりもします。
岩盤浴の温度と湿度の関係はどうなっていて、どう考えればいいのでしょうか?
今回は、いい汗には熱いのとぬるいのとどちらがいいのか、岩盤浴の温度と湿度の関係について見ていきたいと思います。
岩盤浴の温度と湿度の関係
岩盤浴において温度と湿度はどんな影響があるのでしょうか?
まず、蒸し暑い日には、汗がじわじわと出てきます。
蒸し暑い日とは高温多湿の日と言い換えることもできます。
温度が高いと汗が出やすいのはわかりますが、湿度という点ではどうかというと湿度が高くても汗は出やすくなるということです。
また、逆に湿度の高い場所に長くいると逆に出にくくなる傾向もあります。
これを岩盤浴に当てはめてみましょう。
岩盤浴でもこの傾向は同じですが、その理由として次の3つがあげられます。
◎岩盤浴の「遠赤外線」の温熱作用が湿度を上昇させます。
◎体外の湿度が高いと体内の熱が外に出にくくなり、汗が出やすくなります。
◎皮膚に湿気があると汗が出始める温度が低下し、汗が出やすくなります。
また、岩盤浴においても長時間湿度の高い場所にいると汗が出にくくなることに変わりはなく、そのために休憩を入れます。
温度と湿度が高ければいい汗をかける?
では、温度が同じと仮定して湿度が高ければそれでいい汗がかけるのでしょうか?
確かに湿度が高ければ、短時間でたくさんの汗をかくことができます。
しかし、残念ながらこれがいい汗とはいえないところが岩盤浴の難しいところです。
汗の本来の目的は体温調節です。
皮膚(体の表面)の温度センサーが熱いと感じたら汗を流すことによって体温を下げます。
温度や湿度が高いと出る汗は、蒸発せずに皮膚にとどまってしまい、体温調節がしにくい汗になる傾向があります。
逆に岩盤浴のように体の深部(脳)が熱いと感じて出る汗が、いい汗といえます。
岩盤浴でかくいい汗は、ジワジワと体の深部まで温められることによって出る汗なので、一概に温度と湿度が高ければいいというわけではないのです。
いい汗をかくためには、ゆっくりと体の深部まで熱を通すような意識が大切なことがよくわかります。
特に高齢者の方は熱が体内に蓄積されてしまい、「熱中症」のリスクにもなります。
なので、岩盤浴の温度と湿度は高ければいいというわけではないのです。
岩盤浴のいい汗は熱いかぬるいかどちらがいい?
天然の岩盤浴では、季節や場所などによって温度や湿度は異なります。
全国の岩盤浴施設もこれと同様です。
また、鉱石による違いもあります。
汗のかきやすさも個人差が伴うことから、どこが一番の岩盤浴かは断定しきれない面があります。
ちなみに各岩盤浴施設の温度設定は40℃~55℃、湿度設定は約50%~80%と施設によってかなりバラつきがあります。
なので、体験してみてどこが自分にとってベストな岩盤浴施設なのか選ぶのがいいのではないかと思います。
例えば、汗を早くたくさんかきたいという方は、湿度が高めの岩盤浴施設を選ぶのがいいでしょうし、逆に汗かきの方は湿度が低めの岩盤浴施設を選ぶというように。
このようにいい汗をかくには、岩盤浴が熱いかぬるいかどちらがいいのかだけでは決められないのです。
あくまでも、デトックス効果を伴ういい汗をかくためには、身体の芯から温めるのが基本です。
まとめ
今回は、いい汗には熱いのとぬるいのとどちらがいいのか、岩盤浴の温度と湿度の関係について見てきました。
岩盤浴でも温度が高く湿度も高い方が汗をかきやすいですが、長時間湿度の高い場所にいると汗が出にくくなるため何回か休憩を入れるのが効果的な入り方です。
また、岩盤浴でかくいい汗は、ジワジワと体の深部まで温められることによって出る汗なので、一概に温度と湿度が高ければいいというわけではありません。
各岩盤浴施設によって温度・湿度設定には、かなりバラつきがありますので、どこが自分にとってベストな岩盤浴施設なのか選ぶのおすすめです。
ただ単に熱いのがいいとかぬるいのがいいとかで決められないのも、岩盤浴の難しいところですね。
何か所か岩盤浴施設を回ってみて、その違いなど見極めてみるのもおもしろいかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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