ゴルフで最終日に全プレイヤーがホールアウトした段階で、トップが複数いればプレイオフを行って優勝者が決まります。
この場合は、賞金は優勝者が優勝賞金はを獲得するのはわかります。
しかし、下の順位を見ると〇位タイというタイという文字が度々出てきます。
このタイの意味は何なのでしょうか?
また、順位がタイの場合は賞金はどうなるのでしょうか?
今回は、ゴルフの順位のタイの意味と順位がタイの場合、賞金ははどうなるのか、について見ていきます。
ゴルフの賞金は順位がタイの場合はどうなる?
ゴルフにおいて順位がタイの場合、賞金はどうなるのでしょうか?
この場合は、タイになったプレイヤーの人数で賞金を均等割りします。
ここでよく心配されるのが、その順位の賞金を均等割りしたら、タイのプレイヤーの人数によっては下の順位のプレイヤーのほうが賞金が高くなってしまうのではないか、ということです。
しかし、心配には及びません。
そのようなことはないようにきちんと設定されており、必ず順位上位のプレイヤーのほうに賞金が高く配分されるようになっています。
例えば、2位タイのプレイヤーが2人の場合は以下の順位は3位ではなく、4位となります。
同様に2位タイのプレイヤーが3人の場合は次の下の順位は5位、2位タイのプレイヤーが4人の場合は6位となります。
つまり、以下の順位は上位のタイのプレイヤーの人数分の順位を繰り下げた順位になります。
この賞金の配分方法なら下の順位のプレイヤーの方が賞金が高くなるということは、起こりえないというわけです。
そもそも、万が一にもそんな逆転現象があったなら、競技として成立しなくなってしまいます。
以下にわかりやすく具体的な例を挙げますので、見ていきましょう。
ゴルフの賞金の順位と分け方の関係
例えば、ゴルフの順位で、優勝が決まり、2位タイが2人、4位タイが3人の場合はどうなるかというと、
優勝 10アンダー
2位タイ 9アンダー
2位タイ 9アンダー
4位タイ 8アンダー
4位タイ 8アンダー
4位タイ 8アンダー
7位タイ 7アンダー
の場合、賞金の配分は、
・2位タイの賞金 =(2位の賞金+3位の賞金)÷2(2位タイの人数)
・4位タイの賞金 =(4位の賞金+5位の賞金+6位の賞金)÷3(4位タイの人数)
賞金額でいうと仮に賞金が
優勝 3,000万円
2位 2,000万円
3位 1,000万円
の場合、2位タイが2人だと、
(2,000万円+1,000万円)÷2 = 1,500万円
が2位タイのプレイヤーの賞金となります。
この場合、3位タイという順位はなく、次の順位は単独4位、または4位タイとなります。
ゴルフの順位のタイの意味
続いてゴルフの順位のタイの意味ですが、ゴルフを含むスポーツなど競技においてはまったく同じ得点やスコアのプレイヤーやチームが複数になることが珍しくありません。
このような場合はまったく同じ得点・スコアですから順位も同じということになります。
このように同じ順位のことをタイといいます。
ゴルフの順位においても同様で、同じスコアでラウンドを終了したプレイヤーが複数人いれば〇位タイという表現をします。
例えば3位タイといえば、同じスコアのプレイヤーが3位の人が2人以上いるということを意味します。
ちなみに英語のtieは、「(競技で)同点あるいは同順位になる」という意味です。
まとめ
今回は、ゴルフの順位のタイの意味と順位がタイの場合、賞金ははどうなるのか、について見てきました。
スポーツなどの競技で同じ順位のことをタイといいますが、ゴルフにおいて順位がタイの場合、賞金はタイになったプレイヤーの人数で賞金を均等割りします。
この場合、必ず順位上位のプレイヤーのほうが下の順位のプレイヤーより賞金が高く配分されるようになっています。
上位の順位では、1打で賞金額が何百万円も差がつくプロ・ゴルフの世界ですから、順位がタイか単独かで獲得賞金に大きな違いが出ることも珍しくありません。
これが賞金王争いやシード権争いとなれば、さらに熾烈な争いとなります。
1打で生活、あるいは人生までもが変わってしまう可能性もあるのですからしびれてしまうのもわかるというものです。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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