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暑中見舞い・残暑見舞いを送る時期はいつからいつまでがいい?

暑中見舞い残暑見舞いも以前は年賀状ほどではないもののやり取りはありましたが、最近はめっきり減ってきたように思います。

そしていざ暑中見舞いを残暑見舞いを送ろうと思っても、いつからいつまでがその時期なのかがよくわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

間違った時期に送ってしまっては先方に失礼になります。

今回は、暑中見舞い・残暑見舞いを送る時期はいつからいつまでがいいのかを見ていきます。

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暑中見舞いを送る時期はいつからいつまで?

まず暑中見舞いをいつから送るのか、についてはいろいろな説があります。

○二十四節気の小暑(7月7日頃)から立秋(8月7日頃)の前までという説

○夏の土用の時期(7月20日頃~立秋の前の約18日間)という説

○梅雨が明けてから立秋の前日という説

などが一般的です。

これらを考えると暑中見舞いを送る時期がいつからいつまでかはかなり長い期間になります。

梅雨が明けてから立秋(8月7日頃)前までが暑中見舞いを送る時期になりますが、注意したいのが、梅雨明け後の早い時期に送る場合です。

近くに住んでいる方に送る場合は問題ありませんが、遠方の方に送る場合はこちらが梅雨明けしていても先方が梅雨明けしていない場合があります。

これでは暑中見舞いになりませんのでご注意を!

先方が住んでいる地域の梅雨明けを確認して立秋前までに送るのが正しい暑中見舞いの送り方といえるでしょう。

立秋とは?二十四節気とは?

立秋とは、暦の上では8月7日頃から8月22日頃までの約15日間で、その年によって少しズレることがあります。

この立秋から立冬(11月7日頃)の前日までが秋とされています。

言葉の意味としては、”秋の訪れを感じさせる時期”ですが、実際には最も暑い時期に当たる地域が多いですね。

なので、立秋に秋を感じる人はほとんどいないでしょう。

しかし旧暦においては立秋を過ぎたら秋ということになりますが、それでも暑さは残っています。

そこで残暑という言葉が使われるようになり、立秋を過ぎてからは残暑見舞いを送るようになったのです。

また、旧暦における季節を表すものに二十四節気と呼ばれるものがあります。

二十四節気とは、1年を24等分し、それぞれに名前をつけたもので、ひとつの区切りはだいたい15日くらいです。

立秋もこのひとつで、太陽の黄経が135度になった時で、二十四節気の13番目、8月7、8日頃をいいます。

二十四節気はもともとは中国の暦で中国内陸部の黄河流域の気候に合わせて作られているので、日本とはズレが生じてしまうんですね。

小暑とは?

小暑とは、暦の上では七夕が行われる7月7日頃から7月22日頃までの約15日間で、こちらもその年によって少しズレることがあります。

小暑も二十四節気のひとつで太陽の黄径が105度になった時で、二十四節気のうちの11番目で7月7日頃となります。

小暑は、小さく暑いと書きますが、その字からわかるように本格的な暑さの少し前、これから本格的に暑くなる時期に当たります。

ちなみに7月23日頃から8月6日頃までの約15日間を大暑、8月22日頃から9月6日頃までの約15日間を処暑といいます。

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暑中見舞いの意味は?

暑中見舞いの意味は、今さら聞きにくいかもしれませんね。

どんな目的でどのように始まったのでしょうか?

もともとは暑中見舞いは、暑い時期に知人や友人がどうしているのかと自宅を訪ねたり、手紙などを出したりすること、あるいは自分が元気で過ごしているといった近況を知らせることを目的とした意味合いがあります。

今ではハガキや手紙が多いですが、暑い時期の贈り物も暑中見舞いといいます。

残暑見舞いを送る時期はいつからいつまで?

続いて残暑見舞いを送る時期はいつからいつまでかですが、こちらはわかりやすいです。

送る時期がはっきりと決まっていて、立秋(8月7日頃)から8月31日までです。

立秋を過ぎたら残暑見舞いと覚えておくといいでしょう。

いつまで送ればいいのかも8月31日と決まっていますから暑中見舞いと違って迷うことはありませんね。

ちなみに、暑中見舞いと残暑見舞いは、両方送る必要はなくどちらか片方を出せばよいとされています。

残暑見舞いの意味は?

暑中見舞いの意味も聞きにくいですが、同様に残暑見舞いの意味も今さら聞きにくいですよね。

残暑見舞いの意味は、暑さがまだ残っている頃に自分が日頃お世話になっている方を見舞うことです。

残暑見舞いは江戸時代前後にできたとされており、目上の人にあいさつ回りをするという風習がお盆の贈答習慣へと繋がりました。

その贈答習慣はお中元という形で現在も受け継がれていますが、お中元の時期を過ぎると暑中見舞いとして送り、暑中見舞いの時期を過ぎると残暑見舞いとして贈るというようになってきています。

また明治時代に始まったハガキの郵便配達をきっかけに、遠くに住んでいる人には手紙であいさつをするようになり、現在では暑中見舞いと残暑見舞いは手紙やハガキでというケースが多くなっています。

相手に喜ばれる暑中見舞い・残暑見舞いの送り方

暑中見舞い・残暑見舞いをいつからいつまで送ればいいのかはわかりました。

暑中見舞いも残暑見舞いも夏の暑い時期に相手の健康を気遣う目的で送るのは同じです。

では、暑中見舞い・残暑見舞いの送り方に相手が喜ぶ送り方はあるのでしょうか?

時期を外した送り方はもちろんマナー違反になるのでいけませんが、やはり送る時期と内容によって受け取った相手の印象もずいぶん変わってくるはずです。

相手に喜ばれる送り方その1~最も暑い時期に送る

そもそも暑中見舞いとは、「夏の暑さが厳しい時期の安否の伺い」です。

なので、最も暑い時期に送るのが重要といえます。

最近は異常気象で最も暑い時期もバラつきがありますが、それでも先方が住んでいる地域の最も暑い時期を調べて送るのがタイミングとしては最適です。

相手に喜ばれる送り方その2~心のこもった内容を

やはり最後は内容です。

相手を思いやる心が文面から伝われば、相手もきっと喜ぶことでしょう。

「かもめーる」などはすでに印刷されたものですが、このままでは味気ないものです。

また暑中見舞い・残暑見舞いは相手を気遣うだけでなく、自分の近況報告をするいい機会にもなります。

近況報告など手書きの文章を添えることにより、相手に誠意が伝わります。

すべて手書きならなおいいでしょう。

まとめ

今回は、暑中見舞い・残暑見舞いを送る時期はいつからいつまでがいいのかをまとめてみました。

暑中見舞いは梅雨が明けてから立秋まで、残暑見舞いは立秋を過ぎてから8月31日まで送るのが一般的です。

先方の住んでいる地域の暑さに合わせて送るのが注意すべき点です。

そして立秋を境に暑中見舞いと残暑見舞いを分けることがマナーとなります。

これらを守れば、いつからいつまでという時期はそれほど気にする必要はないと思われます。

それより書いている内容に心がこもっているほうがより重要といえるでしょう。

年賀状ほど送る人は多くありませんが、それだけに昔ながらの暑中見舞いや残暑見舞いのハガキや手紙を送ってもらえると受け取った相手も嬉しいのではないでしょうか。

あなたも今年はお世話になっている方や遠くの知人に送ってみてはいかがですか?

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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