「海の日」ができて20年後、「山の日」ができた時は正直言って驚きましたが、祝日が1日増えるということで喜ばしいことです。
ところがこの「山の日」、お盆期間に近いということで、振替休日有無が気になる方も多いと思います。
また、なぜ8月11日が祝日「山の日」なのか、由来も気になります。
今回は、「山の日の振替休日有無は?なぜ8月11日が祝日なのか由来とは?」と題して、「山の日」について見ていきたいと思います。
山の日の振替休日有無は?
振替休日とは祝祭日などが他の休日(日曜日や他の祝祭日など)と重なった場合、月曜日以降を休日にする制度で、これによって休日が減らないようにしようということです。
国民の祝日に関する法律で定められています。
これを「山の日」に当てはめてみるとどうでしょうか?
「山の日」が振替休日となった場合はその後のお盆休みとつながれば、かなりの長期休暇となります。
「山の日」の振替休日有無によって、大型連休となるかどうかが決まるのです。
2019年の山の日はいつ?
実は2019年の8月11日「山の日」は日曜日で、ちょうど振替休日の年に当たっています。
これにより翌日の8月12日(月)が振替休日となり、13日(水)~16日(金)がお盆休み、17・18日(土・日)とつながると9連休となります。
2019年はゴールデンウィークの10連休といい、例年にない大型連休の当たり年となっています。
2020年の山の日はいつ?
続いて2020年の8月11日「山の日」は火曜日になります。
通常、火曜日が祝日の場合はこのままなのですが、2020年は東京オリンピックが開催される年です。
祝日にも特別な配慮がなされ、2020年の「山の日」はオリンピック閉会式となる8月9日(日)の翌日、8月10日(月)に移動となります。
2020年はお盆休みとはくっつきませんが、前倒しによって3連休となります。
参考:「国民の祝日」について(内閣府)
⇒ https://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/gaiyou.html
なぜ8月11日が祝日の山の日なのか?
8月11日といえば夏真っ盛りでとても暑い季節です。
いったいなぜ8月11日が祝日「山の日」になったのでしょうか?
実は、「山の日」をいつにするかは当初、次の4つの案がありました。
・6月上旬
・海の日の翌日
・お盆前
・日曜日を祝日
この中から、お盆前がお盆休みとくっつきやすいのでは、ということでお盆前の8月12日を祝日とする案が浮上しました。
とても安易な発想にように思えますが、8月12日といえば日本航空123便が群馬県の御巣鷹山に墜落した日です。
ところが8月12日は日本航空123便墜落事故が起きた日、しかも事故現場は山ということで8月12日を「山の日」にするのはいかがなものかということで、その前日の8月11日に決定しました。
これが、なぜ8月11日が祝日「山の日」になったかという理由です。
山の日の由来
「山の日」は、8月11日ですが、その由来について見ていきます。
祝日法では、「山の日」は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを趣旨としています。
しかし、山に関係した何か特別な歴史などがあるわけではなく、特にはっきりとした由来があるわけではありません。
由来が特にないとは、なんとも拍子抜けする話ではありますが、働き過ぎといわれる日本人が休みを取りやすいように祝日を増やしているという事情からできた祝日なのではないかと推測されます。
山の日は、いつできた?
山の日は、2014年(平成26年)に制定され、2016年(平成28年)から8月11日が国民の祝日「山の日」として施行されています。
「海の日」が1996年(平成18年)に制定されたのも少なからず影響しているともいわれていますが、実に「海の日」の施行から20年ぶりのことになります。
まとめ
今回は、「山の日の振替休日有無は?なぜ8月11日が祝日なのか由来とは?」と題して、「山の日」について見てきました。
「山の日」の振替休日有無は、2019年が振替休日の年で、2020年はオリンピック閉会式となる8月9日(日)の翌日、8月10日(月)に移動となります。
また、「山の日」の由来は特になく、なぜ8月11日が祝日なのかはお盆前がお盆休みとくっつきやすいということでこの日になりました。
由来が特にないというのもなんともいえませんが、働き過ぎの日本人に休日が増えるという意味では有意義なように思います。
これで祝日がない月は、6月と12月だけになりました。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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