地震が発生すると、だれしもが多かれ少なかれ怖いと感じるのではないでしょうか?
しかし、本当に怖いのは地震そのものより、地震による不安や恐怖心から対応を謝ってしまうことかもしれません。
「災害は忘れたころにやってくる」という言葉があるように地震の恐怖心も時とともに薄れていきます。
地震が怖いのはなぜかという以上に、その後の対策が大切なのはいうまでもありません。
今回は、地震が怖いのはなぜか、また不安や恐怖心から対応を誤らないための対策について見ていきたいと思います。
地震が怖いのはなぜ?
地震に限らず自然災害には命にかかわるものはありますが、その中でも地震は特に大きな災害になる可能性があります。
古くは関東大震災、最近では阪神淡路大震災や東日本大震災をはじめ、我が日本は地震大国です。
地震が怖いのはなぜかは、最悪の場合、命にかかわることだからではないでしょうか。
大きな地震が起こると火災や津波などで命を落とす方がいらっしゃいます。
テレビで震災の様子が放送されているとなお地震が怖いと感じてしまうはずです。
筆者も以前は、今ほど地震が怖いとは思っていなかったのですが、東日本大震災を経験してからは揺れる度にそれまでとは違う恐怖心を持つようになりました。
具体的に最も怖いと感じるのは建物の倒壊と家具の下敷きにならないかということです。
怖いと感じる度合いは、大きな地震を経験しているかどうかも大きくかかわってくるような気もします。
地震の時に不安や恐怖心から対応を誤らないための対策
さて、地震が怖いのはわかりましたが、ある意味でそれ以上に怖いのは地震の発生がもたらす不安や恐怖心から対応を誤ることではないでしょうか。
阪神淡路大震災の教訓から建物の倒壊による被害は少なくなっていますから、地震発生後の行動がポイントになります。
とはいえ、実際に大きな地震がきた後にはなかなか冷静沈着な行動をとれるものではありません。
筆者も東日本大震災の直後は何から手を付けていいのか分からずに右往左往した記憶があります。
とっさの判断に頼るのは危険で、地震がきたことを想定してその後の対応をあらかじめ準備しておくのが最も賢明だと思います。
対策は他にもたくさんありますが、以下に3点、あげます。
地震で対応を誤らないための対策~水の確保
まず何はなくとも水は最優先で確保しておくべきです。
飲用としてはもちろんですが、水がなくて最も困るのがトイレが流せないことなんです。
昔は汲み取り式でしたが、今ではほとんど水洗式トイレになっています。
水がないと本当に大変ですから、地震が発生したら、まずは水の確に努めることをお勧めします。
地震で対応を誤らないための対策~ブレーカーを落とす
地震の後、停電になることがありますが、この時にはブレーカーを落とすことをおすすめします。
理由は、通電火災を防ぐためです。
電気が復旧した後にブレーカーを落としていないと通電火災のリスクがあり、火災が発生してしまうおそれがあります。
阪神淡路大震災では火災の原因の半分以上が通電火災だったといわれています。
特に家を留守にする時には要注意です。
外出中に電気が復旧して火災になっては取り返しがつきません。
地震で対応を誤らないための対策~ガソリンの確保
3つめはガソリンと現金の確保です。
東日本大震災ではガソリン不足となり、ガソリンスタンドに毎日長蛇の列ができました。
現代は車社会なので、車なしでは大変不便です。
水を確保し、ブレーカーを落としてガソリンを満タンに入れておくことをおすすめします。
もしガソリンが確保できなければ自転車です。
東日本大震災でガソリンが調達できなくて次に活躍したのが自転車でした。
あまりメディアで報道されなかったかもしれませんが、ガソリン、現金の次に欲しいものが自転車でした。
地震で対応を誤らないための対策~現金の確保
最後に現金です。
現金に関しては、引き落としたくてもATMが使えなくなってしまうとお手上げ状態になってしまいます。
これには、普段からある程度、現金を手持ちにしておくほかありません。
キャッシュレスが進む世の中ですが、現代文明は災害には脆い部分もあります。
いざという時には、やはり現金を持っていると安心です。
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まとめ
今回は、地震が怖いのはなぜか、また不安や恐怖心から対応を謝らないための対策について見てきました。
地震が怖いのはなぜかというと命にかかわることだからで、不安や恐怖心から対応を謝ることが致命傷にもなりかねません。
地震がきたことを想定してその後の対応をあらかじめ準備しておくことが大切で、とっさの判断に頼るのは危険です。
対策としては、水・ガソリン・現金などの確保、ブレーカーを落とすなどは必須事項と思われます。
自然災害には想定外のことが起きると思っていたほうが心構えとしては賢明のように思います。
余計な不安や恐怖心から対応を謝らないのが、地震そのものよりポイントになってくるでしょう。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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