地震で机の下に隠れるのはなぜ?危険だから間違いという説が正しい?

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地震が発生した時には、机の下に隠れるように指導されて育った方は多いと思います。

しかし、この説とは逆に机の下に隠れるのはかえって危険だから間違いという説もあるようです。

いったいどちらの説が正しいでしょうか?

また、なぜ地震で机の下に隠れるのが安全だと言われるようになったのでしょうか?

今回は、地震で机の下に隠れるのはなぜなのか、危険だから間違いという説が正しいのか、を見ていきたいと思います。

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地震で机の下に隠れるのはなぜ?

筆者も学生時代には避難訓練で地震が発生したことを仮定して、机の下に隠れる訓練をした記憶があります。

なぜ、地震で机の下に隠れるのか疑問にも思わず、そんなものだと思い込んでいました。

では、なぜ地震で机の下に隠れるのが安全だと言われるようになったのでしょうか?

これは関東大震災の頃から言われ始めた教訓のようです。

関東大震災といえば大正時代ですが、この頃の日本の建築物といえば木造建築がほとんどで今のような鉄筋コンクリートの建物などほとんどありません。

木造の建築物であれば、地震の規模によっては倒壊の危険性が鉄筋コンクリートよりはるかに高いです。

そんな時には、机の下に隠れることが比較的安全だと考えられてきたのです。

なぜ机に隠れるのか、その目的としては、次の2点です。

倒壊物や落下物から身を守る

安全な空間の確保

この教訓が、木造から鉄筋コンクリートへと建物の構造が変化しても受け継がれてきたわけです。

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「机の下に隠れるのは危険で間違い」という説が正しい?

こうして、木造から鉄筋コンクリートへと建物の構造が変化してくると机の下に隠れることが必ずしも安全だとは言えなくなってきました。

耐震補強が進んだ現代の建築物では倒壊の危険性が以前の木造の建築物ほど高くはありません。

照明器具などの落下の可能性は低下しているため、机の下に隠れるのは「意味がない」とする小中学校も出てきているほどです。

さらに、強い地震が発生した場合には、机ごと飛ばされケガをする可能性があるという指摘さえあります。

また、机の脚が折れたり、部屋のドアが壊れて開かなくなって外に避難出来なくなる可能性もあります。

このように極めて耐震性が高く、落下物の危険性も火災のリスクもない建物であるなら「机の下に隠れるのは危険で間違い」という説が正しいともいえるでしょう。

このような場合には、速やかに建物の外に出るのがすすめられています。

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机の下に隠れるのは正しいかどうかは状況次第

ここまでくると机の下に隠れるのは危険で間違いだという気がしてきますが、必ずしもそうではありません。

その建物の状況が一軒一軒異なるからです。

この状況とは、

・建物が新しい古い

・建物の地盤や地形

・室内の構造(家具の配置なども含む)

で、一軒とて同じということはないはずです。

これに地震の規模が加わりますから、机の下に隠れるのが正しいかどうかは状況次第となり、どれが正しくてどれが間違いかは言い切ることは非常に難しいと言えます。

なんだかとても曖昧な表現になってしまうのが心苦しいのですが、上から物が落ちてこない、横から者が倒れてこない状況を作っておくことがポイントで、家具の滑り止めや突っ張り棒などを活用することもいいでしょう。

また、いざ地震が発生した時に外へ出るのか、机の下に隠れるのかをある程度はシュミレーションしておくのもおすすめです。

まとめ

今回は、地震で机の下に隠れるのはなぜなのか、危険だから間違いという説が正しいのか、を見てきました。

なぜ地震で机の下に隠れるのかは、昔の日本の建築物が木造で倒壊しやすかったため、机の下に隠れることが比較的安全だと考えられてきたからです。

また極めて耐震性が高く、落下物の危険性も火災のリスクもない建物であるなら「机の下に隠れるのは危険で間違い」という説が正しいともいえますが、必ずしもそうではなく一軒一軒の状況次第だと言えます。

「備えあれば患いなし」とは言いますが、ある程度の想定をしておくことは地震発生後の行動にきっと役立つと思います。

この記事が少しでもみなさんのお役に立てば、うれしいです。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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