ご存知のように日本は世界的に見ても有数の地震大国です。
これまでも度々大きな地震が発生し、甚大な被害をもたらしています。
となると気になるのが、いったいどこの都道府県が地震の多い場所か、少ない場所かということですよね。
地震の多い、あるは少ない都道府県をランキングにするとどういう結果になるでしょうか?
今回は、「地震の多い&少ない都道府県ランキング!日本一安全な場所はどこ?」と題して、地震の多い、あるいは少ない都道府県をランキング形式で見ていきたいと思います。
地震の多い&少ない都道府県ランキング
”地震大国”日本といわれているだけあって、体感できないような揺れは毎日のように地震が発生しています。
小さな揺れなら被害もなくていいのですが、大きな揺れとなると生活に関わってくるので無視できません。
今回は、被害が出やすい震度5弱以上の地震の回数について調べてみました。
地震の多い都道府県ランキング
まずは、地震の多い都道府県ランキングからです。
過去97年間(1922年1月~2019年7月)の震度5弱以上の地震の多い都道府県ランキングは、以下のようになっています。
1位 東京都:73回
2位 福島県:58回
3位 茨城県:48回
4位 北海道:47回
5位 宮城県:45回
東京都が1位という結果に驚かれた方は多いと思いますが、これには理由があって小笠原諸島などの太平洋上の島で発生した地震が含まれるからです。
島を除くと東京都は12回となりますので、日本で最も地震の多い都道府県は福島県の58回といっていいでしょう。
これを見てわかるのは、地震の多い都道府県は北海道や東北地方などの北日本に集中している傾向があるということです。
地震の少ない都道府県ランキング
続いて少ない都道府県ランキングですが、過去97年間(1922年1月~2019年7月)の震度5弱以上の地震の少ない都道府県ランキングは、以下のようになっています。
1位 富山県・岐阜県:2回
2位 愛知県・大阪府・香川県・福岡県・佐賀県:3回
3位 滋賀県・岡山県・高知県:4回
4位 福井県・島根県・徳島県・長崎県:5回
5位 京都府・愛媛県:6回
地震の少ない都道府県は日本の中部や四国などの西日本に集中していることがわかります。
回数を比較してみると地震の多い都道府県との違いは歴然としており、100年弱でわずか数回という発生頻度です。
参考:「震度データベース検索」(国土交通省・気象庁)
⇒ http://www.data.jma.go.jp/svd/eqdb/data/shindo/index.php
地震の多い&少ないで日本一安全な場所はどこ?
上述したデータからは地震の多い都道府県は北日本、地震の少ない都道府県は日本の中部や西日本という傾向がわかりました。
では、地震という面で日本一安全な場所はどこでしょうか?
はたして日本の中部や西日本と言い切れるでしょうか?
過去に地震による甚大な被害があった例は北日本だけではありません。
思い出してみると阪神淡路大震災、熊本地震など西日本にも大地震は発生しています。
関西には大地震は発生しないといわれていたのに起きた阪神淡路大震災でした。
南海トラフ地震もいつ発生してもおかしくないといわれていますし、あまり過去のデータはあてにしないほうがいいように思います。
なので、日本一安全な場所はどこにもないという心構えを持っていたほうがいいでしょう。
地震は発生するものと考え、発生した時の対策をしっかりと講じておくことが重要になってきます。
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地震の多い&少ない都道府県ランキング~まとめ
今回は、「地震の多い&少ない都道府県ランキング!日本一安全な場所はどこ?」と題して、地震の多い、あるいは少ない都道府県をランキング形式で見てきました。
気象庁のデータからは、地震の多い都道府県は北日本、地震の少ない都道府県は日本の中部や四国などの西日本に集中している傾向があることがわかりました。
しかし、あくまでもランキングであり、過去の阪神淡路大震災や熊本地震などの経験から日本一安全な場所はどこにもないといえるでしょう。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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