紅葉は秋だけのものかと思っていましたが、そうでもないようです。
春夏秋と季節が変われば葉の色も変わってくるのが常識にように信じていましたが、紅葉の中でも年中赤い種類があるんだそうです。
いったい、それはどんな紅葉の種類なのでしょうか?
今回は、「紅葉で年中赤い種類があるって本当?春夏秋と季節が巡っても同じ色?」と題して、年中赤い種類の紅葉について見ていきたいと思います。
紅葉で年中赤い種類があるって本当?
紅葉で年中赤い種類があるのは本当です。
正直言って、筆者も紅葉は秋だけに見られるものとい思っていただけに少なからず驚きました。
その年中赤い種類の紅葉の代表的な品種が、「ノムラモミジ」、「ショウジョウモミジ」です。
「ノムラモミジ」は、別名「ノムラカエデ(野村楓)」や「 武蔵野」とも呼ばれています。
なにか人の名前が由来にも聞こえますが、そうではなく、葉の色の”濃い紫(濃紫)”であることが由来しています。
「猩々野村(しょうじょうのむら)」とか「出猩々(でしょうじょう)」という品種名として販売されています。
もうひとつ、「ベニシダレモミジ」があり、こちらの特徴は、葉が細く垂れ下がっています。
他にも年中赤い種類の紅葉は見られますが、多くはこの2種類です。
近所のホームセンターや通販サイトでも簡単にお買い求めになれます。
紅葉で年中赤い種類があるのという事実は、知っている方には何ていうこともないかもしれませんが、知らない方にはちょっとした驚きだったかもしれませんね。
春夏秋と季節が巡っても同じ赤い色?
では、この年中赤い種類の紅葉ですが、春夏秋と季節が巡っても本当に同じ赤い色なのでしょうか?
実際はどうなのか気になるところですよね。
さすがに季節にかかわらず常に同じ赤い色というわけではありませんが、基本的に赤い色をベースにして少しづつ変色していくという経過をたどります。
ノムラモミジの春夏秋の赤い色は?
「ノムラモミジ」は、春先は赤くて、夏にはこの赤い色が退色しますが、秋になると再びの紅葉で赤い色に変化してきます。
さすがに夏には真っ赤というわけにはいかないようです。
ちなみに紅葉の赤い色は、紫外線を防ぐ「アントシアニン」と言う赤い色素が関係しています。
ショウジョウモミジの春夏秋の赤い色は?
「ショウジョウモミジ」は、春は濃い赤銅色で「ノムラモミジ」とよく似ていますが、この赤銅色は「ノムラモミジ」と違い夏になってもほとんど退色しません。
そして秋には紅葉しますが、最もきれいに見える見頃は春というのが少々意外な気がします。
春から晩秋に至るまで紅葉が散るまで緑の葉になることはありません。
春のくすんだ濃い紅銅色の葉は、「ノムラモミジ」と良く似ていますが、夏になっても赤銅色。
秋の紅葉の時期は、春の色とは異なり一段と赤が冴えるが葉の見頃は春。翼果の紅赤色は奇麗である。
ベニシダレモミジの春夏秋の赤い色は?
「ベニシダレモミジ」は、春から初夏の前あたりまでが濃い赤色、夏以降は緑色が入ってややくすんだ色に変色しますが、秋には赤、橙と紅葉してきます。
やはり夏には「ノムラモミジ」同様、退色します。
紅葉で年中赤い種類~まとめ
今回は、「紅葉で年中赤い種類があるって本当?春夏秋と季節が巡っても同じ色?」と題して、年中赤い種類の紅葉について見てきました。
紅葉で年中赤い種類があるのは本当で、その品種は「ノムラモミジ」、「ショウジョウモミジ」、「ベニシダレモミジ」などです。
春夏秋と季節が巡っても同じ赤い色かというと、品種によって違いがあり夏には退色が目立つ種類もあります。
秋以外にも紅葉を楽しみたい方には、ピッタリの品種といえるでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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