日本の2大空港ともいえる羽田空港と成田空港ですが、どちらも首都圏にあり、規模の大きい巨大な空港というイメージがあります。
ターミナルも3つづつあり、国内線・国際線どちらも飛んでいます。
はたして羽田空港と成田空港はどっちが大きいのでしょうか?
また、2つの空港には役割分担というか、何か使い分けの違いはあるのでしょうか?
今回は、羽田空港と成田空港はどっちが大きいのか、また使い分けの違いはあるのかなどを見ていきたいと思います。
羽田空港と成田空港はどっちが大きい?
羽田空港と成田空港はどっちが大きいかといってもいろいろな意味があると思います。
単純に敷地面積を比較すると、羽田空港は約1,522ヘクタール、成田空港は約1,090ヘクタールで羽田空港の方が成田空港の約1.5倍大きいです。
同様にターミナルの面積も羽田空港の方が広く規模が大きいです。
このように空港の広さという点では羽田空港の方が成田空港より大きいといえます。
一方、空港の機能に目を向けてみると、
・滑走路の本数
・年間離着陸機数
・年間利用客数
・駐車場台数
においては羽田空港が勝っています。
逆に成田空港が羽田空港に勝っているのは、
・国際線本数
・就航航空会社数
・航空貨物扱い量
で国際線や貨物便に強い印象を受けます。
これらのことから判断すると、トータルで見れば羽田空港の方が大きいといえるでしょう。
羽田空港と成田空港はどっちが先にできた?
羽田空港は、1931年8月25日に「東京飛行場」として開港しました。
一方の成田空港の開港は、1978年5月20日ですので、先にできたのは羽田空港です。
当時、羽田空港の拡張のみでは航空機の輸送需要に対応できないとの判断から成田空港の建設に至った経緯があります。
成田空港の建設にあたっては、開港を急ぐ政府の強硬姿勢と土地・騒音問題など周辺住民との間でいわゆる「成田空港問題」が起こり、大きな社会問題になりました。
羽田空港と成田空港は使い分けの違いはあるの?
羽田空港も成田空港もどちらも「国際航空輸送網又は国内航空輸送網の拠点となる空港」とされています。
成田空港が開港した当初は、国内線は羽田空港、国際線は成田空港という使い分けが基本方針で今も変わっていませんが、近年では羽田空港の拡張に伴って国際線の増大、成田空港においても第3ターミナル建設に伴い、LCC(格安航空)が進出し国内線も増えています。
とはいえ、まだまだ羽田空港と成田空港の使い分けの違いは歴然としており、使い分けが完全に崩れるまでにはまだまだ時間がかかりそうです。
ただ国土交通省では今後も羽田空港の国際線増便に力を入れていく方針のようです。
羽田空港の国際線の増便は、首都圏だけでなく日本全体にとって不可欠です。
その必要性や新たな飛行経路等について、より多くの方々に知っていただけるように努めていきます。「取組状況・今後の進め方」(国土交通省公式サイト)より引用
羽田空港と成田空港ではどっちが便利?
では、羽田空港と成田空港ではどっちがいいのでしょうか?
これはどちらが便利なのかで分かれると思います。
その判断の基準になるのが、大まかに
・アクセスの良さ
・利用する航空便の種類
になります。
アクセスは一般的には羽田空港の方が便利ですが、お住まいの地域にもよります。
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☞ 羽田空港と成田空港の距離とアクセスは?車・バス・電車の所要時間も
また、利用する航空便の種類は、基本的には上述の国内線は羽田空港、国際線は成田空港という使い分けが当てはまると思います。(ただし、LCCなら成田空港)
羽田空港と成田空港ではどっちがいいのか、便利なのかはケースバイケースといえるでしょう。
羽田空港と成田空港はどっちが大きい?~まとめ
今回は、羽田空港と成田空港はどっちが大きいのか、また使い分けの違いはあるのかなどを見てきました。
羽田空港と成田空港はどっちが大きいのかは、トータルで見れば羽田空港の方が大きいといえるでしょう。
また使い分けの違いは、国内線は羽田空港、国際線は成田空港という使い分けが基本ですが、近年では羽田空港の国際線の増大、成田空港においてもLCC(格安航空)が進出し国内線も増えています。
いずれは使い分けの違いはなくなってくる可能性もありますが、2大空港がさらに巨大化することは間違いないでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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