大都市を中心に日本ではさまざまな理由で電車遅延が発生しています。
少しの電車遅延ならなんとかして会社の始業時間に間に合わせようと頑張ってみますが、大幅に送れるようだと休むのも仕方ないかな、あるいは有給休暇を申請して遅刻扱いにならないようにと思ったりもします。
電車遅延で休むのは基本的には許されないような気がしますが、はたして有給休暇を申請すれば遅刻扱いにはならないのでしょうか?
今回は、電車遅延で休むなら有給休暇で通用するのか、遅刻扱いにならないのか、を見ていきます。
電車遅延で休むなら有給休暇で通用するか?
電車遅延によって、会社に着くまでに時間がかかって大幅に遅刻してしまうという場合には、いっそのこと有給休暇にできないかと思う方もいらっしゃると思います。
有給休暇は、会社によっては時間単位・半日単位で取得できますし、遅刻扱いにならないので問題ないように思えるのですが、実際はどうなのでしょうか?
問題は当日申請というところで、電車遅延による遅刻は有給休暇を申請しても遅刻扱いになる可能性があります。
有給休暇は前日までの申請であれば問題はないのですが、当日以降の申請については会社は拒否することが可能だからです。
なので、電車遅延の場合は当日の有給申請になるため、会社が認めれば遅刻扱いになりませんが、拒否されても文句は言えません。
有給休暇扱いにならなければ、遅刻扱いになり会社が遅刻した時間分の賃金を支払わないとなればそれに従わざるを得ないということになります。
会社次第といえなくもないですね。
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電車遅延で休むのは遅刻扱いにならない?
結論からいうと電車遅延で休むのはよほどのことがないと許されない(遅刻扱いにならない)でしょう。
例えば、台風などで電車が不通になった場合でも会社が休みになることはそうそうないようですから電車遅延で休むのはさらに難しいといえます。
賃金の面からいうと電車の遅延による遅刻に対しては、会社は遅刻した時間分の賃金を払う必要はありません。
電車遅延による遅刻は最初のうちは大目に見てもらえるかもしれませんが、常習犯のレッテルを貼られるのだけは避けたいですね。
そのうち改善命令が出て、それでもダメなら最終的には解雇処分もあります。
それでもどうしても電車遅延で休むような場合は、有給休暇をおすすめします。
電車遅延で休む~有給休暇を申請する前に
電車遅延によって、遅刻してしまう場合に有給休暇を申請するのもいいのですが、その前にやっておくべきことがあります。
電車遅延で遅刻しそうな時には、まずは会社に事情を説明して遅刻する旨を連絡し、遅延証明書をもらっておきましょう。
ダメもととは言いませんが、この遅延証明書で遅刻扱いにならなければ、ホッとひと安心といったところでしょう。
しかし、遅延証明書の扱いは会社によって違いますので、遅刻扱いになるかどうかはその会社次第です。
規定で決められているはずですから、確認が必要です。
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電車遅延で休むのは有給休暇になる?~まとめ
今回は、電車遅延で休むなら有給休暇で通用するのか、遅刻扱いにならないのか、を見てきました。
電車遅延で休むのは基本的には許されないものと考え、遅刻しそうな場合は、まずは遅延証明書、次に有給休暇の申請を考えましょう。
しかし、当日以降の申請については会社は拒否することが可能なため、必ずしも有給休暇が認められるかどうかは何とも言えません。
有給休暇は会社が認めれば遅刻扱いになり、遅刻した時間分の賃金が支払われないこともあり得ます。
電車遅延の有給休暇の申請は、風邪で休んだ時の有給申請と似ていると言えなくもないですが、どうなんでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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