私たちの日々の生活の中で水道を使わない日はありません。
料理・洗濯・トイレ・入浴など、さまざまな場面で水を使います。
蛇口をひねるだけで水は出ますが、ついつい閉め忘れて水道を出しっぱなしにした経験はありませんか?
出しっぱなしにしてしまうと水道代が心配ですが、いったいいくらかかるのでしょうか?
こちらでは、水道を出しっぱなしにした時の水道代がいくらかかるのか、また水道代が決まるしくみについても見ていきます。
水道を出しっぱなしにした時の水道代はいくら?
水道代は地域によって異なりますが、水道1リットルの水道代を東京都を例に見ていきたいと思います。
水道栓の口径サイズによって決まる基本料金は、13mmで860円、20mmで1,170円、25mmで1,460円で、さらに大きくなれば基本料金も高くなっていくしくみですが、一般家庭の場合、基本料金は1,000円前後と考えられます。
さらにこれに下水道料金が加わります。
下水道料金は、最低560円からとなりますが、一般家庭では1,000円前後といったところでしょうか。
水道1リットルの水道代は、いくらぐらい?
続いては、最も水道代に影響する従量料金です。
ここでは、水道1リットルの水道代=従量料金として計算してみます。
実際に使用した水道代が従量料金ですが、1立方メートルあたりでは高くて約400円、一般家庭では平均で200円前後になると思われ、これで計算すると通常は0.2円/リットルほどです。
詳しくは、東京都水道局の公式サイトにまとめてあります。
参考:「水道料金・下水道料金の計算方法」(東京都水道局公式サイト)
⇒ https://www.waterworks.metro.tokyo.jp/tetsuduki/ryokin/keisan_23.html?area=23ku
これだけ見ると安くて拍子抜けするかもしれませんが、水道を出しっぱなしにした場合は、1リットル程度で済むはずがありません。
塵も積もれば山となる、ではありませんが出しっぱなしにした時の水道代は決して安くはありません。
24時間水道を出しっぱなしにすると水道代はいくら?
では、24時間水道を出しっぱなしにすると水道代はいくらぐらいになるのでしょうか?
蛇口からどれだけの水の量を流すかによっても変わってくるのですが、ここでは水道を1分間出しっぱなしにした時の水の量を10リットルとして計算してみます。
すると、1リットルあたり0.2円ですから、1分間では水道料金は約2円/分となります。
では、24時間だと
2円×60分×24時間=約2,880円
の水道代となります。
CD1枚分ぐらいですね。
旅行などで、3日間ぐらい留守にしてしまうと、約1万円ぐらいになってしまいます。
これを高いと感じるか安いと感じるかは、人によって違うとは思いますが、水道の出しっぱなしというのは余計なな料金なわけですから、かからないに越したことはありません。
しかもこれは従量料金だけの料金ですから、実際にはこれに基本料金と下水道料金が加わります。
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水道代が決まるしくみ
水道代は何で決まるのかというと使った水の量に応じて決まるのは間違いないのですが、それだけではありません。
水道を出しっぱなしにした時の水道代の話をする前に水道代のしくみを知っておかなくてはなりません。
一言で水道代といいますが、水道代は次の3つの要素で構成されています。
・基本料金
・従量料金
・下水道料金
つまり、水道代は、
水道代=基本料金+従量料金+下水道料金
となります。
基本料金は水道栓の口径サイズ、従量料金は使用した水の量、下水道料金は汚水の量によって決まります。
このうち変わらないのは基本料金のみで、従量料金と下水道料金はその月ごとに変わり、その結果、毎月の水道代が決まります。
今回のテーマである水道を出しっぱなしにした時の水道代に関しては、従量料金がポイントとなります。
水道代を安く抑えるには、従量料金をいかに抑えるかということになります。
水道を出しっぱなしにした時の水道代~まとめ
今回は、水道を出しっぱなしにした時の水道代がいくらかかるのか、また水道代が決まるしくみについても見てきました。
水道代=基本料金+従量料金+下水道料金となっており、通常は従量料金0.2円/リットルほどです。
これをもとに24時間水道を出しっぱなしにした場合の水道代を計算すると、従量料金のみで約2,880円になります。
これに基本料金と下水道料金が加わると決して安くはない水道代となりますので、水道を出しっぱなしには十分注意する必要があります。
政府が進める水道事業民営化が実現すれば水道代はさらに跳ね上がることが予想されます。
今のうちから蛇口を閉める習慣をつけておいて損はないでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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