井上尚弥選手がバンタム級に続く4団体統一を目指す世界スーパーバンタム級4団体統一戦の開催が迫っています。
対戦相手となるのはWBA・IBFチャンピオンのマーロン・タパレス選手(フィリピン)ですが、両者の戦績はどうなのか、実力のほどを比較してみたいと思います。
またもや衝撃的なKO勝ちで井上尚弥選手が2階級の4団体統一王者に戴冠するのか、どっちが強いのか勝敗予想はどうでしょうか?
今回は、井上尚弥選手と対戦相手マーロン・タパレス選手の戦績などを比較しながら、どっちが強いのか勝敗予想をしていきたいと思います。
井上尚弥とタパレスはどっちが強い?
井上尚弥選手とマーロン・タパレス選手のどっちが強いのかは、戦績比較やこれまでに獲得したタイトル数などから井上尚弥選手のほうが強いのは明らかです。
日本人の立場として贔屓目に見なくても、客観的な視点からかなりはっきりしているといっていいでしょう。
では、両選手の戦績比較やこれまでに獲得したタイトル数などを詳しく見ていきましょう。
井上尚弥とタパレスの戦績比較
まず井上尚弥選手と対戦相手マーロン・タパレス選手の戦績比較を見ていきましょう。
年齢はほぼ同じですが、キャリア(試合数)ではタパレス選手が上、戦績では井上選手が無敗を誇りタパレス選手を上回っています。
大きな違いはKO率です。
井上選手がほとんどKO勝ちなのに対して、タパレス選手は19KOとKO率が約50%なのは両者の大きな差といっていいでしょう。
パンチ力に関しては井上選手に大きなアドバンテージがありそうです。
逆にタパレス選手は手数の多いアグレッシブなボクシングで攻めてくる印象があります。
また、これまでの獲得タイトル(世界タイトル)ではタパレス選手がWBO世界バンタム級王座、WBA・IBF世界スーパーバンタム級王座の3つに対して、井上選手はWBC世界ライトフライ級王座から始まりWBO世界スーパーフライ級王座、バンタム級では4団体統一、さらにスーパーバンタム級ではWBC・WBO世界王座と8つもの世界王座を獲得しています。
獲得タイトル数においても井上尚弥選手が対戦相手タパレス選手を圧倒しています。
戦績比較などにおいては井上尚弥選手が対戦相手マーロン・タパレス選手を上回っているといっていいでしょう。
井上尚弥とマーロン・タパレスの戦績など比較表
井上尚弥 | 比較項目 | タパレス |
25戦 | 試合数 | 40戦 |
25勝(22KO) | 勝ち | 37勝(19KO) |
0敗 | 負け | 3敗 |
30歳 | 年齢 | 31歳 |
2012年 | プロデビュー | 2008年 |
165cm | 身長 | 163cm |
171cm | リーチ | 165cm |
井上尚弥の戦績や獲得タイトルなど
名前:井上尚弥(いのうえ なおや)
戦績:25戦25勝(22KO)無敗
生年月日(年齢):1993年4月10日(30歳)
国籍:日本
出身地:神奈川県座間市
身長:165cm
リーチ:171cm
スタイル:右ボクサーファイター
ニックネーム:Monster(怪物)
主な獲得タイトル
WBC世界ライトフライ級王座
WBO世界スーパーフライ級王座
WBA・IBF・WBC・WBO世界バンタム級王座(4団体統一)
WBSSバンタム級優勝
WBC・WBO世界スーパーバンタム級王座
タパレスの戦績や獲得タイトルなど
名前:マーロン・タナン・タパレス(本名)
戦績:40戦37勝(19KO)3敗
生年月日(年齢):1992年3月23日(31歳)
国籍:フィリピン
出身地:北ラオナ州トゥボッド
身長:163cm
リーチ:165cm
スタイル:サウスポー
ニックネーム:
主な獲得タイトル
WBOアジア太平洋バンタム級王座
WBO世界バンタム級王座
WBA・IBF世界スーパーバンタム級王座
※2023年11月29日時点
井上尚弥vsタパレス~勝敗予想
では続いて、井上尚弥選手と対戦相手マーロン・タパレス選手のどっちが強いか勝敗予想をしていきます。
これまでの両者のKO率や勝ちっぷり、獲得タイトルなどを見ると、井上尚弥選手が優位なのは明らかでしょう。
戦績を見てもおわかりのようにタパレス選手も強いのですが、いかんせん井上選手が相手ではチャンピオンとしての格が違うといえます。
巷の評価でも井上選手の勝利を予想する声が多いように思います。
前回のフルトン戦のような体格差を気にする必要もなく、身長・リーチともに井上選手が上回り、フィジカル面においても明らかに井上選手が有利といえます。
勝負事はやってみなければわかりませんが、井上選手自身が語っているように今回は早いラウンドでのKO決着が期待できそうです。
タパレス選手からすると井上選手のパンチをかわしつつ積極的に前に出て手数を出して、ポイントを稼ぎたいところです。
長い戦いになればタパレス選手にも勝機が生じる可能性は考えられ、判定勝ちもあり得るでしょう。
他の要素として、ないとは思いますが井上選手に油断があったり、試合直前に風邪などでコンディションを崩したりといったことが井上選手とすれば注意すべきこととなります。
以上のことからどっちが強いのか勝敗予想はKO決着なら井上選手、判定までもつれればタパレス選手にも勝つチャンスが生まれてくると予想します。
井上尚弥とタパレスはどっちが強い?戦績比較から勝敗予想~まとめ
今回は、井上尚弥選手と対戦相手マーロン・タパレス選手の戦績などを比較しながら、どっちが勝つか勝敗予想もしてみました。
井上尚弥選手とマーロン・タパレス選手のどっちが強いのかは、戦績比較やこれまでに獲得したタイトル数などから井上尚弥選手のほうが強いのは明らかです。
戦績は両者ともよく勝っていますが、井上選手がほとんどKO勝ちなのに対してタパレス選手のKO率が約50%と低いのは両者の大きな差といっていいでしょう。
また、獲得タイトルでも井上選手が3階級王者&バンタム級4団体統一王者、WBC・WBOスーパーバンタム級王者であるのに対して、タパレス選手はWBOバンタム級、WBA・IBO世界スーパーバンタム級の3つと、チャンピオンの格においても差がついています。
どっちが強いのか勝敗予想はKO決着なら井上選手有利、手数でポイントを稼ぎ井上選手のパンチを封じ込めればタパレス選手の判定勝ちもあり得るでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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