第68期将棋王将戦挑戦者決定リーグ戦は、渡辺棋王と糸谷八段のプレーオフにもつれ込み、渡辺明渡辺棋王が勝ち、タイトル挑戦を決めました。
この結果、将棋王将戦2019は久保利明王将と渡辺明棋王との対戦に決まりましたが、日程と会場はどうなっているのでしょうか?
また、テレビ・棋譜中継や勝敗はどうでしょうか?
今回は、将棋王将戦2019の日程と会場、テレビ・棋譜中継から勝敗予想までを見ていきます。
将棋王将戦2019の日程と会場など概要
将棋王将戦2019は、2019年1月13・14日の掛川対局を皮切りに全国を巡ります。
王将戦は二日制の七番勝負となっているので、長い戦いとなりますが、先に4勝した棋士が王将と認定されます。
王将戦挑戦者の行方は挑戦者決定プレーオフとなりましたが、渡辺明棋王が久保利明王将への挑戦権を獲得しました。
久保利明王将には3連覇、通算5期獲得がかかり、渡辺明棋王は第64期に王将位を失っており、5期ぶりの復位をかけます。
将棋王将戦2019の日程と会場は、以下の通りです。
将棋王将戦2019
第1局
1月13・14日(日・月祝)「掛川城 二の丸茶室」静岡県掛川市
第2局
1月26・27日(土・日) 「山水館」大阪府高槻市
第3局
2月6・7日(水・木) 「ホテル花月」栃木県大田原市
第4局
2月24・25日(日・月) 「琉球新報本社ビル」沖縄県那覇市
第5局
3月4・5日(月・火) 「都ホテルニューアルカイック」兵庫県尼崎市
第6局
3月20・21日(水・木祝)「大幸園」佐賀県三養基郡
第7局
3月26・27日(火・水) 「佐渡グリーンホテルきらく」新潟県佐渡市しいざき温泉
持ち時間 各8時間
将棋王将戦2019のテレビ・棋譜中継
将棋王将戦2019のテレビ中継は、CSの囲碁・将棋チャンネルで放送される予定です。
囲碁・将棋チャンネルは、将棋プレミアム会員という会員制で、5つの種類があります。
会員の種類によってどこまで視聴できるかが異なりますので、詳しくはこちらをご参照下さい。 ⇒ 将棋プレミアム
また、日本将棋連盟と毎日新聞では棋譜中継があります。
・日本将棋連盟はこちら ⇒ https://www.shogi.or.jp/match/oushou/
・毎日新聞はこちら ⇒ http://mainichi.jp/oshosen/
将棋王将戦2019の勝敗予想
最後に将棋王将戦2019の勝敗予想ですが、今年度の成績を見る限り、渡辺明棋王が有利とみます。
昨年度は竜王失冠、A級陥落、勝率も5割を切るなどかつてないほどの不調に見舞われた渡辺明棋王ですが、今年度は王将戦以外でもB級で目下全勝など勢いがあります。
今年はなんとかしなければという並々ならぬ気持ちが感じられます。
もともと実力は抜群な棋士なので、いよいよ本気を出したというところでしょうか。
対する久保利明王将の今年度の成績が芳しくありません。
5割を切っており、A級でも2勝4敗と苦戦を強いられています。
しかし、久保利明王将にとっては虎の子のタイトルであり、また唯一の振り飛車党のタイトルホルダーです。
簡単に明け渡すわけにはいかないでしょう。
両者のこれまでの今年度の成績は、以下の通りです。
久保利明王将 23局11勝12敗 0.4782
渡辺明棋王 28局21勝7敗 0.7500
※2018年12月7日対局分まで
ちなみに両者のタイトル戦での対戦は過去1度だけあります。
2010年の棋王戦で対戦しており、この時は久保棋王(当時)が3勝1敗で渡辺竜王(当時)を退けています。
棋王戦は一日制の五番勝負、王将戦は二日制の七番勝負という違いがあります。
両者の意地がぶつかり合う王将戦は、差が付くなら渡辺明棋王の奪取、競り合いでもつれれば久保利明王将の防衛と予想します。
勢いでは渡辺明棋王、過去のタイトル戦では久保利明王将ですが、はたして結果はどうなるでしょうか?
まとめ
今回は、将棋王将戦2019の日程と会場、テレビ・棋譜中継から勝敗予想までを見てきました。
将棋王将戦2019は、2019年1月13・14日の掛川対局を皮切りに全国を巡ります。
テレビ中継はCSの囲碁・将棋チャンネルで、寄付中継が日本将棋連盟と毎日新聞であります。
勝敗予想は、勢いでは渡辺明棋王、過去のタイトル戦では久保利明王将ですが、簡単には決まらないでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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