タイトル挑戦最年少記録を更新して話題沸騰の藤井聡太七段が渡辺明棋聖に挑戦する将棋棋聖戦五番勝負2020が始まります。
藤井聡太七段がタイトルを獲得すれば、またもや最年少記録更新となりますが待ち受ける渡辺明棋聖も絶好調とあって見応えある五番勝負となりそうです。
はたして、藤井聡太七段の勝敗や史上最年少タイトル獲得など棋聖戦2020の結果はどうなるのでしょうか?
今回は、藤井聡太七段対渡辺明棋聖の棋聖戦2020ライブ中継と結果速報、勝敗予想などについて見ていきます。
藤井聡太対渡辺明の棋聖戦2020のライブ中継
藤井聡太七段が挑戦する将棋棋聖戦五番勝負2020は、6月8日(月)開幕となりますが、全5局すべてが終局までライブ中継される予定となっています。
残念ながら地上波やBSのテレビ放送はありませんが、ABEMA将棋チャンネルと棋聖戦中継サイト、日本将棋連盟中継アプリでライブ中継される予定となっています。
ABEMA将棋チャンネルではインターネットテレビによる対局場の様子や大盤解説、棋聖戦中継サイトと日本将棋連盟中継アプリでは棋譜中継や中継ブログを楽しむことができます。
ABEMA将棋チャンネルと棋聖戦中継サイトは無料、将棋連盟中継アプリは有料となっています。
視聴など詳細は、それぞれのホームページをご参照下さい。
ABEMA将棋チャンネル
⇒ https://abema.tv/now-on-air/shogi
棋聖戦中継サイト
⇒ http://live.shogi.or.jp/kisei/
将棋連盟中継アプリ
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藤井聡太対渡辺明の棋聖戦2020の結果速報
<<30年ぶりの歴史的快挙 >>
㊗️藤井七段 最年少初タイトル獲得!
✨藤井棋聖 誕生✨第91期ヒューリック杯棋聖戦
五番勝負第四局で
藤井聡太七段が渡辺明棋聖に勝利!
3勝して棋聖を奪取!17歳11ヵ月での最年少タイトル獲得は
30年ぶりの記録更新となります✨▼#棋聖戦 生中継
— ABEMA将棋ch(アベマ) (@Shogi_ABEMA) July 16, 2020
タイトル獲得最年少記録は屋敷伸之九段(当時五段)が持つ18歳6か月(1990年度・前期棋聖戦)ですが、藤井聡太七段がタイトルを獲得すればこの記録を約6か月更新することになります。
藤井聡太七段の将棋棋聖戦2020の結果速報は、3勝1敗で藤井聡太七段が初タイトルを獲得し、見事に史上最年少タイトル獲得記録を更新しました。
藤井聡太七段 3勝 VS 渡辺明棋聖 1勝
第1局 | 第2局 | 第3局 | 第4局 | 第5局 | |
---|---|---|---|---|---|
渡辺明棋聖 | ● | ● | 〇 | ● | |
藤井聡太七段 | 〇 | 〇 | ● | 〇 | 奪取 |
藤井聡太対渡辺明の将棋棋聖戦2020の結果速報~第四局
将棋棋聖戦第四局は、定刻通り9時に始まりましたが、戦型は矢倉模様の出だしとなりました。
しかし、先手の渡辺明棋聖が6六銀と出て負けた第二局と同じ進行になっています。
そして、4五歩から早くも駒がぶつかり戦いが始まりましたが、渡辺明棋聖に何らかの対策があるのは間違いないと思われ藤井聡太七段の対応が注目されます。
第二局との違いは端歩の交換だけですが、この違いがどう影響するのか興味深いところです。
午前は渡辺明棋聖の攻め、藤井聡太七段の受けという展開が続きそのまま昼食休憩に入りましたが、形成は互角と見られています。
(消費時間:藤井聡太七段1時間21分、渡辺明棋聖1時間7分)
昼食休憩再開後、渡辺明棋聖が2六桂、藤井聡太七段が9四桂とお互いに桂を打ち合い、攻め合いに突入しています。
両者じっくりと時間を使う展開となっていますが、形勢は渡辺明棋聖が指しやすく、やや優勢か?
時刻は17時を迎えようとしていますが、藤井聡太七段の反撃を渡辺明棋聖が誘い込む展開に移行しています。(形勢不明)
両者残り時間が10分を切りましたが、藤井聡太七段の玉が広く、対して渡辺明棋聖の玉が左右から挟撃されて狭く、形勢は藤井聡太七段が優勢と思われます。
その後も一進一退の攻防が続きましたが、110手で渡辺明棋聖が投了し後手の藤井聡太七段が勝ちました。
(消費時間:藤井聡太七段3時間58分、渡辺明棋聖3時間59分)
終局は午後7時11分でした。
潤@大阪>本日7月16日(木)は関西将棋会館で、第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第4局、▲渡辺明棋聖-△藤井聡太七段戦が行われています。ここまで藤井七段が2勝、渡辺棋聖が1勝で迎えた本局は、第2局に類似の相矢倉に進んでいます。 pic.twitter.com/vHLQjj68Ao
— 日本将棋連盟モバイル【将棋連盟ライブ中継】 (@shogi_mobile) July 16, 2020
将棋棋聖戦2020第四局の結果(対局終了)
後手・藤井聡太七段 〇 - ● 先手・渡辺明棋聖
昼食メニュー(将棋めし)&おやつ
午前のおやつ
藤井聡太七段:「オレンジジュース」
渡辺明棋聖:なし
昼食メニュー(将棋めし)
藤井聡太七段:「みそ煮込みうどん」(やまがそば)
渡辺明棋聖:「スペシャルハンバーグセット」(内山田)
午後のおやつ
藤井聡太七段:「アイスティー」
渡辺明棋聖:なし
📺ただいま放送中📺
【#アベマ将棋】#将棋めし
第91期 ヒューリック杯 #棋聖戦 五番勝負 第四局☗ #渡辺明 棋聖
内山田「スペシャルハンバーグセット」☖ #藤井聡太 七段
やまがそば「みそ煮込み うどん」視聴は▷https://t.co/T5ToCK054D pic.twitter.com/paBnTamSRj
— ABEMA将棋ch(アベマ) (@Shogi_ABEMA) July 16, 2020
藤井聡太対渡辺明の将棋棋聖戦2020の結果速報~第三局
将棋棋聖戦第三局は、定刻通り9時に始まり、戦型は藤井聡太七段得意の角換わりとなりました。
相腰掛け銀模様に進んでいましたが、渡辺明棋聖の銀が5四に腰掛ける前に早くも先手・藤井聡太七段の猛攻が始まっています。
激しい中盤戦に突入したところで手が止まり、昼食休憩となりました。
(消費時間:藤井聡太七段1時間42分、渡辺明棋聖34分)
昼食休憩後、対局が再開され渡辺明棋聖の反撃を藤井聡太七段が受けるという展開が続いていますが、形成不明のまま終盤戦に突入しています。
午後6時を過ぎ、藤井聡太七段の残り時間が2分となり依然として激しい攻防が続いており、形勢は渡辺明棋聖が優勢となりました。
その後も渡辺明棋聖が的確に指し、藤井聡太七段の玉を追い込んでいます。
藤井聡太七段対渡辺明棋聖の将棋棋聖戦2020の第三局の結果速報は、藤井聡太七段の猛攻を凌いで反撃を決めた渡辺明棋聖が142手で勝ちました。
終局は午後7時12分で、藤井聡太七段の史上最年少タイトル獲得は第四局以降に持ち越しとなりました。(消費時間:藤井聡太七段3時間59分、渡辺明棋聖3時間47分)
将棋棋聖戦2020第三局の結果速報(対局終了)
先手・藤井聡太七段 ●-〇 後手・渡辺明棋聖
【初黒星】藤井聡太七段、「棋聖戦」第3局敗れるhttps://t.co/H2doAt98QX
渡辺明棋聖(棋王、王将)が挑戦者の藤井聡太七段に勝利した。藤井七段がタイトルをかけた番勝負で敗れるのは、本局が初めて。 pic.twitter.com/O8vvQ5pSzH
— ライブドアニュース (@livedoornews) July 9, 2020
昼食メニュー(将棋めし)&おやつ
午前のおやつ
藤井聡太七段:「白ぶどうジュース」
渡辺明棋聖:「チーズケーキ&アイスコーヒー」
昼食メニュー(将棋めし)
藤井聡太七段:「冷豚しゃぶサラダ定食」
渡辺明棋聖:「天ぷら御膳」
午後のおやつ
藤井聡太七段:「アイスティー」
渡辺明棋聖:「アイスコーヒー」
#ShogiLive 睡蓮@東京>第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第3局。両対局者の昼食は、渡辺棋聖が「天ぷら御膳」、藤井七段が「冷豚しゃぶサラダ定食」です。 pic.twitter.com/haJsSRz3sU
— 日本将棋連盟モバイル【将棋連盟ライブ中継】 (@shogi_mobile) July 9, 2020
藤井聡太対渡辺明の将棋棋聖戦2020の結果速報~第二局
第二局では藤井聡太七段がタイトル戦で初めての和服姿を披露しています。
対局は渡辺明棋聖の先手で始まり、戦型は先手の米長流急戦矢倉に進んで早くも駒がぶつかる展開になっています。
藤井聡太七段の将棋棋聖戦2020第二局の結果速報は、渡辺明棋聖の攻めを的確に受け切り反撃を決めた藤井聡太七段が90手で勝ちました。
終局は午後6時38分で、この結果、藤井聡太七段は史上最年少タイトル獲得に王手をかけています。
(消費時間:藤井聡太七段3時間55分、渡辺明棋聖3時間50分)
将棋棋聖戦2020第二局の結果(対局終了)
後手・藤井聡太七段 〇 - ● 先手・渡辺明棋聖
昼食メニュー(将棋めし)
昼食メニュー(将棋めし)
藤井聡太七段:「海老天重+吸物」(松川)
渡辺明棋聖:「うな重(桜)+肝吸」(松川)
📺ただいま放送中📺
【#アベマ将棋】#将棋めし
第91期 #ヒューリック杯棋聖戦 五番勝負 第二局☗ #渡辺明 棋聖
渋谷 松川「うな重(桜) 肝吸」☖ #藤井聡太 七段
渋谷 松川「海老天重 吸物」視聴は▷https://t.co/6GEb8cyQKg pic.twitter.com/QXD172tLWT
— ABEMA将棋ch(アベマ) (@Shogi_ABEMA) June 28, 2020
藤井聡太対渡辺明の将棋棋聖戦2020の結果速報~第一局
藤井聡太七段にとっては初のタイトル戦登場となり和服での登場と思いきや、いつも通りのスーツにネクタイ姿でちょっと驚きました。
対局は振り駒の結果、先手が藤井聡太七段、後手が渡辺明棋聖と決まり、注目の戦型は矢倉脇システムとなっています。
藤井聡太七段の将棋棋聖戦2020第一局の結果速報は、157手で先手の藤井聡太七段の勝ちとなりました。
終局は午後7時44分で、見応えある凄まじい終盤戦で第一局から大熱戦でした。
(消費時間:藤井聡太七段3時間59分、渡辺明棋聖3時間59分)
将棋棋聖戦2020第一局の結果(対局終了)
先手・藤井聡太七段 〇 - ● 後手・渡辺明棋聖
昼食メニュー(将棋めし)
昼食メニュー(将棋めし)
藤井聡太七段:「カツカレー」(ほそ島や)
渡辺明棋聖:「うな重(ご飯少なめ)+赤だし」(ふじもと)
📺ただいま放送中📺
【#アベマ将棋】#将棋めし
第91期 ヒューリック杯 #棋聖戦 五番勝負 第一局☖ #渡辺明 棋聖
ふじもと「うな重(竹)ご飯小・赤だし」☗ #藤井聡太 七段
ほそ島や「カツカレー」視聴は▷https://t.co/tpUD6uZpZ5 pic.twitter.com/IAZVZp5FEN
— ABEMA将棋ch(アベマ) (@Shogi_ABEMA) June 8, 2020
藤井聡太対渡辺明の棋聖戦2020の勝敗予想
続いて、将棋棋聖戦2020の勝敗予想ですが、両棋士とも絶好調で五番勝負を迎えるだけにいい将棋(熱戦)が見られると予想します。
ともに居飛車党なので、角換わりを中心とした最新型の将棋が見られるでしょう。
成績の上では下記のように藤井聡太七段がやや勝るものの、経験では渡辺明棋聖が1枚も2枚も上です。
特にタイトル戦は普段の対局とは雰囲気から何もかもが違うものです。
藤井聡太七段がタイトル戦初登場なのに対して、渡辺明棋聖は百戦錬磨で竜王9連覇など経験豊富です。
和服を着るのも初めての藤井聡太七段がタイトル戦の雰囲気に慣れるまで時間がかかるようであれば、本来の実力を出し切れないまま五番勝負を終えてしまう可能性さえあります。
もうひとつ両対局者にとって懸念材料となるのが、過密スケジュールです。
渡辺明棋聖は名人戦の挑戦者としてタイトル戦を同時進行で戦うことになりますが、過去にダブル・タイトル戦は何度も経験があります。
一方の藤井聡太七段も王位戦挑戦者決定リーグ戦や杉本八段との師弟対決、順位戦など渡辺明棋聖に負けず劣らず過密スケジュールとなっています。
通常、過密スケジュールは若いほうが有利としたものですが、ここでも経験のあるなしが結果にどう影響するかが注目されます。
これらのことを考えると、棋聖戦2020の勝敗予想は成績では藤井聡太七段、経験では渡辺明棋聖が有利で、接戦となる可能性が大きいですが結果はズバリ藤井聡太七段が3勝2敗でタイトル奪取と予想します。
将棋名人戦2020に関する情報は、こちらからどうぞ!

藤井聡太と渡辺明の最近の成績
まず、両棋士の最近の成績を比較すると、2019年度は以下の通りの高勝率で、2020年度も藤井聡太七段は4戦全勝、渡辺明棋聖1戦1勝となっています。
両棋士ともに凄い勝率ですが渡辺明棋聖は約1か月ぶりの対局で間が空いており、これに直近の成績を加味すると成績の点からは勢いに勝る藤井聡太七段がやや有利と見ます。
藤井聡太七段の2019年度成績
65局53勝12敗(0.8153)
渡辺明棋聖の2019年度成績
56局41勝15敗(0.7321)
藤井聡太と渡辺明の対戦成績
藤井聡太七段と渡辺明棋聖の直接対戦は過去に1局のみで(2019年2月16日朝日杯決勝)、後手の藤井聡太七段が勝って優勝を決めています。
藤井聡太七段と渡辺明棋聖の対戦成績
藤井聡太七段 1勝 – 渡辺明三冠 0勝(2019年2月16日朝日杯決勝)
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藤井聡太対渡辺明の棋聖戦2020の日程と会場など概要
将棋棋聖戦2020の日程は例年とさほど変わりませんが、会場に関しては新型コロナウイルスの影響で例年とは異なるものになっています。
例年、日本各地を転戦するのが通例となっていますが、2020年は感染防止のため、五番勝負すべてが東京都内での対局となります。
将棋棋聖戦2020の日程と会場など概要は、以下の通りです。
将棋棋聖戦2020の日程と会場など概要
第1局 6月8(月) 東京・将棋会館
第2局 6月28(日) 東京・将棋会館
第3局 7月9日(木) 東京・都市センターホテル
第4局 7月16日(木) 大阪・関西将棋会館
第5局 7月21日(火) 東京・将棋会館
対局者
棋聖:渡辺明三冠(36才)
挑戦者:藤井聡太七段(17才)
持ち時間:各4時間
開始時間:9:00~
昼食休憩:12:00~13:00
将棋棋聖戦~過去20年の棋聖
将棋棋聖戦の過去20年の棋聖を見ると、羽生善治九段をはじめとする羽生世代の強さが目立ちます。
特に佐藤康光九段の6連覇と羽生善治九段の10連覇が光ります。
ようやく世代交代が見えたのが2018年で、2019年は渡辺明棋聖の奪取と続きます。
将棋棋聖戦の過去20年の棋聖は、以下の通りです。
過去20年の棋聖
2000年 羽生善治
2001年 郷田真隆
2002年~2007年 佐藤康光
2008年~2017年 羽生善治
2018年 豊島将之
2019年 渡辺明
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藤井聡太対渡辺明の棋聖戦2020ライブ中継と結果速報~まとめ
今回は、藤井聡太七段対渡辺明棋聖の棋聖戦2020ライブ中継と結果速報、勝敗予想などについて見てきました。
藤井聡太対渡辺明の棋聖戦2020ライブ中継は、ABEMA将棋チャンネルと棋聖戦中継サイト、日本将棋連盟で予定されています。
勝敗予想は直近の成績では藤井聡太七段、経験では渡辺明棋聖が有利で、結果は接戦の末、藤井聡太七段がタイトル奪取と予想します。
藤井聡太七段の将棋棋聖戦2020の結果速報は、3勝1敗で渡辺明棋聖を下し棋聖位を獲得しました。
この結果、藤井聡太七段は史上最年少タイトル獲得記録を30年ぶりに更新しました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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