トップ棋士12名だけが出場する将棋日本シリーズJT2020が、6月28日から開催されています。
将棋日本シリーズJT2020は実際に生でプロ棋士の対局を見られるのが大きな魅力ですが、ライブ中継も充実しています。
藤井聡太二冠は前回大会に続き2年連続2回目の出場となりますが、前回は悔しい1回戦負けを喫しており今回は是非とも結果を出したいところです。
今回は、藤井聡太二冠の将棋日本シリーズJT2020のライブ中継と対局結果速報などについて見ていきます。
藤井聡太の将棋日本シリーズJT2020のライブ中継
藤井聡太二冠が出場する将棋日本シリーズJT2020のライブ中継は、大変充実しています。
スポンサーのJTの公式サイト、ABEMA将棋チャンネル、日本将棋連盟アプリで生中継の予定で、JTの公式サイトと日本将棋連盟アプリは解説付きの棋譜中継、ABEMA将棋チャンネルは現地からの映像によるライブ配信となります。
いずれもスマホやタブレット端末、パソコンから視聴可能です。
視聴など詳細は、以下からどうぞ!
将棋日本シリーズ JT杯公式サイトはこちらから!
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JTの公式サイト、ABEMA将棋チャンネルは無料、日本将棋連盟アプリのみ有料(月額550円)となります。
藤井聡太の将棋日本シリーズJT2020の対局結果速報
藤井聡太棋聖の将棋日本シリーズJT2020の対局結果速報は、1回戦で菅井竜也八段を103手で破り2回戦に進出しましたが、2回戦で惜しくも豊島将之竜王に敗れました。
藤井聡太の将棋日本シリーズJT2020の対局結果速報~VS豊島将之竜王
藤井聡太二冠と豊島将之竜王の対局はこれまで4局あり、対戦成績は藤井聡太二冠の0勝4敗です。
振り駒の結果、藤井聡太二冠の先手で対局が始まり、注目の戦型は横歩取りになりました。
角交換から藤井二冠が飛車金交換し横歩取りらしい華々しい戦いになり、豊島将之竜王の角を捕獲したところで、37手目が藤井聡太二冠の封じ手となりました。
封じ手の候補手として▲2八金、▲1六歩、▲6六銀、▲その他が示されていましたが、封じ手は候補にない▲7七桂でした。
その後、藤井聡太二冠が2枚の自陣角を打ったのに対して豊島将之竜王も飛車を活用して対抗しましたが、藤井聡太二冠が角を見捨て激しく後手玉に攻め込みました。
局面は藤井聡太二冠が豊島将之竜王の玉頭に馬を作り寄せ切れるかどうかとなりましたが、凌いだ豊島将之竜王が反撃に転じます。
藤井聡太二冠は上手い手順で飛車を詰ましましたが、豊島将之竜王も構わず飛車角を敵陣深く打ち下ろし激しい寄せ合いとなりました。
藤井聡太二冠が奪った飛車で王手をかけたところで豊島将之竜王も考慮時間がなくなり、両者30秒将棋に突入しました。
その後も際どい終盤戦が続きましたが、豊島将之竜王の的確な寄せが決まり108手で藤井聡太二冠の投了となりました。
将棋日本シリーズJT2020・2回戦第三局の対局結果
先手・藤井聡太二冠 ● VS 〇 後手・豊島将之竜王(対局終了)
対局日程
2020年9月12日(土)
対局開始時間
15時以降
対局会場
ABEMAスタジオ・シャトーアメーバ(東京・渋谷)
※対局場所が予定されていた熊本から変更になりました。(無観客対局)
持ち時間
各10分。
使い切ったら1手30秒未満で、各1分×5回の考慮時間あり
藤井聡太の将棋日本シリーズJT2020の対局結果速報~VS菅井竜也八段
藤井聡太棋聖と菅井竜也八段の対局はこれまで6局あり、対戦成績は藤井聡太棋聖の4勝2敗2千日手です。
対局は藤井聡太棋聖の先手で始まり、注目の戦型は藤井聡太棋聖の居飛車穴熊、菅井竜也八段の四間飛車穴熊になりました。
菅井竜也八段が飛車を3筋に転回し、37手目、藤井聡太棋聖の封じ手になり両対局者は休憩に入りました。
封じ手の候補手として▲8八銀を本命に、その他▲4六歩、▲6六銀が示されています。
対局が再開され、封じ手は本命の▲8八銀でしたが、仕掛けが難しく駒がぶつからない長い中盤戦が続いています。
両者さらに玉を固め合って千日手の可能性もありましたが、ついにお互いの玉頭で駒がぶつかり戦いが始まりました。
局面が進み戦いながら銀冠を築いた玉形の固い藤井聡太棋聖がやや指しやすく、さらに金銀交換となり激しい中盤戦となっています。
菅井竜也八段の飛車が成り込み、対して藤井聡太棋聖の角が成り込むというお互いの大駒が敵陣に攻め込む展開となっていますが、形勢は駒得を果たした藤井聡太棋聖の優勢と見られています。
お互いの大駒が敵陣を直接睨む相穴熊戦らしい終盤戦になり、藤井聡太棋聖が竜を切って寄せに入りました。
対する菅井竜也八段も2枚飛車で迫りましたが103手で投了となり、堅実に寄せ切った藤井聡太棋聖が勝ちました。
将棋日本シリーズJT2020・1回戦第三局の対局結果
先手・藤井聡太棋聖 〇 VS ● 後手・菅井竜也八段(対局終了)
対局日程
2020年7月18日(土)
対局開始時間
15時以降
対局会場
ABEMAスタジオ・シャトーアメーバ(東京・渋谷)
持ち時間
各10分。
使い切ったら1手30秒未満で、各1分×5回の考慮時間あり
藤井聡太の将棋日本シリーズJT~これまでの成績
藤井聡太棋聖はこれまで将棋日本シリーズJTに1回の出場があります。
出場したのは前回大会(2019年)のみですが、残念ながら1回戦で敗退しています。
対戦相手は三浦弘行九段で、180手で藤井聡太七段の投了となりました。
将棋日本シリーズJT2019(第40回大会)1回戦
先手・藤井聡太七段 ● VS 〇 後手・三浦弘行九段
2019年8月11日(日) 福岡国際センター
※段位は当時のものです。
藤井聡太の将棋日本シリーズJT2020の賞金・日程など概要
将棋日本シリーズは、毎年6月から11月にかけて全国各地を巡る早指し棋戦で、出場棋士はタイトル保持者など12名のみというハイレベルな将棋が楽しめるトーナメント戦です。
プロ棋士の対局を間近で観戦できるのが最も大きな魅力で、早指し棋戦にもかかわらず封じ手があったりと随所にファンに楽しめるような工夫が見られる棋戦といえます。
将棋日本シリーズJT2020の賞金・日程など概要は、以下のようになっています。
大会名称
第41回将棋日本シリーズJTプロ公式戦
賞金
優勝賞金500万円・準優勝賞金150万円
出場棋士
12名(渡辺明JT杯・豊島将之竜王名人・永瀬拓矢二冠・木村一基王位・広瀬章人八段・羽生善治九段・佐藤天彦九段・久保利明九段・藤井聡太棋聖・斎藤慎太郎八段・菅井竜也八段・高見泰地七段)
出場資格
・JT杯前回大会の優勝者
・2月29日時点での8大タイトル保持者(竜王・名人・叡王・王位・王座・棋王・王将・棋聖)
・前年度賞金ランキング上位の棋士
持ち時間
各10分。
使い切ったら1手30秒未満で、各1分×5回の考慮時間あり
将棋日本シリーズJT2020の組み合わせと日程・場所
日本将棋連盟公式サイトより引用
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、対局場所はすべてABEMAスタジオでの無観客対局に変更になりました。
将棋日本シリーズJTの歴代優勝者(過去10年)
将棋日本シリーズJTの過去10年の歴代優勝者は、以下の通りです。
2019年(第40回): 渡辺明三冠
2018年(第39回) :渡辺明棋王
2017年(第38回) :山崎隆之八段
2016年(第37回) :豊島将之七段
2015年(第36回) :三浦弘行九段
2014年(第35回) :渡辺明二冠
2013年(第34回) :久保利明九段
2012年(第33回) :久保利明九段
2011年(第32回) :羽生善治二冠
2010年(第31回) :羽生善治名人
※段位・肩書きは、当時のものです。
藤井聡太の将棋日本シリーズJT2020~まとめ
今回は、藤井聡太二冠の将棋日本シリーズJT2020のライブ中継と対局結果速報などについてまとめました。
将棋日本シリーズJT2020のライブ中継は、JTの公式サイト、ABEMA将棋チャンネル、日本将棋連盟アプリで生中継の予定となっています。
藤井聡太二冠の対局結果速報は、1回戦で菅井竜也八段を破り2回戦に進出しましたが、2回戦では豊島将之竜王に敗れました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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