藤井聡太六段と杉本昌隆七段の師弟対決の結果

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第68期王将戦一次予選で、杉本昌隆七段藤井聡太六段の注目の師弟対決が3月8日に
関西将棋会館で行われました。

結果は、藤井聡太六段が111手で杉本七段に勝ちました。

藤井聡太六段の勢いが止まりません。

藤井聡太六段はこれで14連勝となり、次は井上慶太九段と対局します。

今回は、そんな藤井聡太六段と杉本昌隆七段の師弟対決の結果や背景を探りたいと思います。

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師弟対決の結果

藤井聡太六段と杉本昌隆七段の師弟対決は、大変な注目を集めて午前10時から始まりました。

将棋は杉本昌隆七段の中飛車、藤井聡太六段の居飛車という両者得意の戦型になりましたが、午後1時18分、59手でなんと千日手(同じ局面が4回繰り返されること)が成立し、残り時間(藤井1時間6分、杉本1時間2分)を引き継いで、30分後に先手・後手を入れ替えて指し直しとなりました。

指し直し局は午後1時48分から始まり、杉本昌隆七段は四間飛車、藤井聡太六段は居飛車穴熊という戦型になりましたが、111手で藤井聡太六段が勝ちました。

千日手とは?

千日手をご存知ではない方も多いと思います。

千日手とは、同じ局面が4回現れることをいいます。

手を変えた方が形勢を損ねてしまうために局面を打開できない時に現れます。

先手・後手を入れ替えて、30分後に残った時間で指し直す場合が多いです。

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杉本昌隆七段の弟子への想い

将棋界では弟子が師匠に勝つことを恩返しといいます。

しかし、解釈は師匠によってさまざまです。

「師匠を負かした相手に弟子が勝つのが、本当の恩返し」

「自分がここまで来れたのは全て師匠のおかげですと言うこと」

「そんなものは結構です」

などなど。

今回の場合は、師匠の杉本昌隆七段の弟子への想いが手に取るように伝わる実に微笑ましい師弟対決であり、恩返しだったのではまいでしょうか?

「私の師匠は、私が19歳の時に亡くなり、その時、私はプロでなかった。師匠と公式戦で対局する夢はかなわなかったので、形を変えて、私が師匠の立場で藤井六段と対戦できたことをうれしく思います」

「負けたのは非常に残念ですが、でも、今日という一日は素晴らしかった。藤井六段にお礼を言いたい」

「藤井を見て、はじめてプロをすすめた」

などと話しています。

実際にこう話すのをテレビで見ていて弟子に対する愛情がすごく伝わってきました。

勝負師であるから、負けて悔しいはずなのに弟子にお礼を言う師匠もどうかとも思いましたが
それにも増して弟子の将来を気遣う姿に杉本昌隆七段の人柄をも見た気がしました。

藤井聡太六段もいい師匠についたのではないでしょうか?

他の競技を見ると師匠と弟子の関係がおかしくなっているケースも見られます。

藤井聡太六段も

「師匠にはたくさん教えていただいた。公式戦で対局出来て、うれしいですし、さらに活躍していかねば、と思いました」

と答えています。

藤井聡太六段の今年度成績が驚異的

藤井聡太六段の今年度の成績に目を移してみると驚異的です。

今のところ、対局数・勝数・勝率・連勝の各部門でトップに立っています。

対局数70局 59勝11敗 勝率0.8428 29連勝 (3月9日現在)

今年度も残りわずかですから、ほぼ各部門のトップは確定的です。

天才棋士・中学生棋士といわれた棋士は過去に何人もいましたが、藤井聡太六段は
規格外です。

あの羽生永世七冠の同時期と比較しても完成度・実績ともに大きく上回っています。

将棋界にはいろいろな最年少記録がありますが、どこまで塗り替えていくのか本当に
楽しみです。

まとめ

今回は、藤井聡太六段と杉本昌隆七段の師弟対決の結果や背景をまとめてみました。

師匠と弟子の関係も時代とともに様変わりしましたが、藤井聡太六段と杉本昌隆七段の
師弟関係にはとても温かいものを感じます。

今後もいい関係を継続して藤井聡太六段にはもっと大きな恩返しをしてほしいと思います。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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