タイトル3冠を目指す藤井聡太二冠の第70期王将戦挑戦者決定リーグ1回戦の羽生善治九段戦が、9月22日(火・祝)に行われます。
王将戦挑戦者決定リーグは7人の強豪棋士の総当たりリーグですが、開幕局となった本局は見逃せない屈指の好カードといえます。
注目の藤井聡太二冠VS羽生善治九段戦のライブ中継は、どうなっているでしょうか?
今回は、藤井聡太二冠VS羽生善治九段の第70期王将戦挑戦者決定リーグのライブ中継、対局結果速報などを見ていきたいと思います。
藤井聡太VS羽生善治の第70期王将戦挑戦者決定リーグのライブ中継
藤井聡太二冠の第70期王将戦挑戦者決定リーグ戦の模様は1回戦の羽生善治九段に限らず、6局全局ライブ中継される予定となっています。
ライブ中継を予定しているのは、テレビ放送が囲碁・将棋チャンネル、ライブ配信が「将棋プレミアム」と「毎日新聞社Webサイト」で、いずれも対局開始から終了まで完全生中継の予定です。
藤井聡太VS羽生善治の第70期王将戦挑戦者決定リーグ~テレビ放送予定
藤井聡太二冠VS羽生善治九段の第70期王将戦挑戦者決定リーグ1回戦は、地上波によるテレビ放送の予定はありませんが、CSの囲碁・将棋チャンネルで生中継が予定されています。
放送は対局開始前の様子から感想戦終了まで、昼食休憩を除いて完全生中継の予定です。
また、CSの囲碁・将棋チャンネルでの視聴には視聴契約が必要ですが、BSスカパーのBS241では前半(午前)のみ無料放送されます。
詳しい放送スケジュールは、以下の通りです。
CS:囲碁・将棋チャンネル
放送日時
2020年9月22日(火・祝) 午前9:40~
(対局開始:午前10時:00~)
放送時間
午前9:50~午後12:00、午後12:30~午後8:00(生中継)
※放送時間延長の場合あり
詳細はこちらから ⇒ 将棋プレミアム
BS:BSスカパー(BS241)
午前9:50~午後12:00(生中継)
藤井聡太VS羽生善治の第70期王将戦挑戦者決定リーグ~ライブ配信
テレビ放送の他には、囲碁・将棋チャンネルのインターネット配信「将棋プレミアム」と毎日新聞社Webサイトでライブ配信が予定されています。
将棋のライブ配信で有名なAbema将棋チャンネルですが、タイトル戦ではこの王将戦のみ配信がありません。
・将棋プレミアムでの視聴はこちらから⇒ 将棋プレミアム
(視聴は有料で、ゴールド会員への登録が必要)
・毎日新聞社Webサイトでの視聴はこちら ⇒ 毎日新聞社Webサイト
(視聴は30日間は無料で、その後有料プランへの申込みが必要)
どちらも対局開始から終了まで完全ライブ配信の予定です。
藤井聡太VS羽生善治の第70期王将戦挑戦者決定リーグの結果速報
両対局者はこれまで公式戦で4局の対局があり、藤井聡太二冠の4勝0敗となっています。
戦型はこれまで居飛車(角換わり・相掛かり・矢倉)から振り飛車まで1局として同じ戦型はなくバラエティーに富んでいますが、居飛車系の将棋になる可能性が高いと思います。
対局は藤井聡太二冠の先手で始まり、注目の戦型は横歩取りとなりました。
藤井聡太二冠の青野流に対して、羽生善治九段は△2三金と積極的に金を繰り出して青野流で狭くなった飛車を攻め、序盤から飛車角交換となり横歩取りらしい激しい展開となりました。
藤井聡太二冠は6六と5六に二枚角を打ち並べて羽生善治九段の玉を睨みを利かせつつ、9筋の端攻めを敢行して中盤の押し引きが続きました。
その後、互いの大駒が盤上に飛び交う激戦となり、羽生善治九段の抑え込まれていた飛車が飛び出し敵陣深く成り込めば、藤井聡太二冠も負けじと攻め込んで、両者一歩も譲らぬ終盤戦に突入しました。
しかし、羽生善治九段の素早い寄せが決まり、80手で藤井聡太二冠の投了となりました。
藤井聡太二冠VS羽生善治九段の第70期王将戦挑戦者決定リーグ戦の対局結果速報は、羽生善治九段の勝ちとなりました。
羽生善治九段にとっては、この対局が藤井聡太二冠戦の公式戦初勝利となりました。
第70期王将戦挑戦者決定リーグ1回戦
先手・藤井聡太二冠 ● – 〇 後手・羽生善治九段(対局終了)
対局日時
2020年9月22日(火・祝) 午前10:00~
持ち時間
各4時間
昼食休憩
12時00分~12時40分
対局場所
東京・将棋会館
第70期王将戦挑戦者決定リーグの日程と組み合わせは、こちらの記事をご参照下さい↓

昼食メニュー(将棋めし)
藤井聡太二冠と羽生善治九段の昼食メニュー(将棋めし)は、以下の通りです。
藤井聡太二冠の昼食メニュー(将棋めし)
「肉豆腐弁当(キムチ)」(鳩やぐら)
羽生善治九段の昼食メニュー(将棋めし)
「鶏むね肉のバターポン酢焼き弁当」(鳩やぐら)
藤井聡太の対戦相手~羽生善治九段のプロフィール
では、藤井聡太二冠の王将戦挑戦者決定リーグ1回戦の対戦相手となる羽生善治九段のプロフィールを見ていきましょう。
羽生善治九段は1985年に加藤一二三九段、谷川浩司九段に続く3人目の中学生棋士としてプロデビューすると、1989年初タイトルの竜王獲得を皮切りに1996年に将棋界で初の7冠独占、2017年にはやはり将棋界初の永世七冠を達成しています。
タイトル獲得は99期にも及び、棋戦優勝も144回を誇る大棋士です。
棋風は居飛車党ではあるものの振り飛車も指しこなすオールラウンドプレーヤーで、攻守のバランスに優れ急戦・持久戦どちらにも対応できる柔軟さが特徴のすべてを兼ね備えた棋士です。
羽生善治九段のプロフィールは、以下の通りです。
棋士番号
175
生年月日
1970年9月27日(49歳)
出身地
埼玉県所沢市
師匠
(故)二上達也九段
プロ入り
1985年12月18日(15歳)
竜王戦
1組(竜王7期、1組以上:29期)
順位戦
A級(名人9期、A級以上:28期)
2020年度成績
8勝6敗(勝率:5割7分1厘)
※2020年9月9日現在の情報です。
こちらの記事も合わせてどうぞ↓

藤井聡太VS羽生善治の第70期王将戦挑戦者決定リーグ~まとめ
今回は、藤井聡太二冠VS羽生善治九段の第70期王将戦挑戦者決定リーグのライブ中継、対局結果速報などを見てきました。
藤井聡太二冠VS羽生善治九段戦はCS囲碁・将棋チャンネルでテレビ放送、「将棋プレミアム」と「毎日新聞社Webサイト」でライブ配信予定で、いずれも対局開始から終了まで完全生中継の予定です。
対局結果速報は、横歩取りの激戦となりましたが80手で藤井聡太二冠が敗れ、羽生善治九段の勝ちとなりました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント