アロマテラピーといえばラベンダーを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
スッキリした中にも落ち着いた香り、その爽やかでやさしい香りは世界中で愛され、アロマの王様ともいわれるエッセンシャルオイル(精油)です。
アロマテラピーの万能薬といわれ、その名は、ラテン語のlavare(洗う)に由来しています。
今回は、アロマテラピーの王様ともいえるラベンダーの効能・効果や認知症の予防などについてまとめてみました。
アロマテラピーといえばラベンダー
「ラベンダーが苦手」と思っている方も多いようですが、ぜひ店頭で100%ピュアなラベンダー精油を嗅いでみて下さい。
きっとイメージしていたラベンダーの香りとの違いに驚き、好きになると思います。
万能薬といわれるほど効能の多いラベンダー、薄めずに直接肌にもつけられる、数少ないエッセンシャルオイル(精油)です。(注意:敏感肌の方は念のためパッチテストを!)
≪ラベンダー Lavenderの概要≫
学名:Lavandula angustifolia ラヴァンデュラ アングスティフォリア
和名:イングリッシュラベンダー
科名:シソ科
抽出方法:水蒸気蒸留法
成分:フラボノイド、クマリン、タンニン、リナロールなど
ラベンダー~効能・効果
続いて、ラベンダーの効能・効果について見ていきましょう。
ラベンダーには鎮静効果があり、香りを嗅ぐことによってイライラを解消したりするリラックス効果がよく知られているところではありますが、他にもさまざまな効果が期待されます。
「心」=鎮静・安眠
すぐれた鎮静作用で不安や怒りを和らげ、気持ちを落ち着かせます。
ストレスで疲れた心を癒すとともに、うつ気味な精神状態の改善にも効果があるといわれます。
就寝前に使用すれば、神経を緩めて安らかな睡眠に導き、呼吸を深くして睡眠の質を向上させます。
「体」=鎮痛・かぜの緩和
肩こりや腰痛、頭痛、筋肉痛、生理痛などの痛みやけいれんに有効です。
香りによるリラックス効果も症状緩和の助けになります。
また、風邪やインフルエンザ、気管支炎などの感染症の症状を緩和し、予防にも役立つということです。
「肌」=日焼け・やけど、傷の手当てに
抗菌・抗炎症作用をもち、皮膚細胞の修復を促す作用があります。
軽いやけどや日焼けした肌を速やかに回復します。
十分に冷やしてからケアすると効果的です。
ラベンダーのリラックス効果が認知症予防?
驚くべきことに、ラベンダーは認知症やうつ病にも効果が期待できることがわかってきました。
認知症になると記憶を司る脳神経である海馬に直結している嗅覚を司る神経がまずダメージを受けることがわかってきたのです。
嗅覚の神経のダメージが少しずつ海馬に伝わり、記憶機能を破壊しながら、脳全体の機能を低下させていきます。
これが、認知症発症のメカニズムです。
このことから嗅覚の神経のダメージを軽減・修復できれば、認知症の予防・改善は不可能ではない、と言われています。(鳥取大学医学部 浦上克哉先生 みんなの家庭の医学で放送)
認知症予防アロマの使い方
午前中と就寝前に2時間以上、下記のレシピで芳香浴をします。
午前中に2時間以上:ローズマリー2滴+レモン1滴
就寝1時間前から2時間以上:ラベンダー2滴+オレンジ1滴
ラベンダーが痴呆症の予防に効果的だというのは、あまり知られていないかもしれませんね。
現時点では、完治できる薬はありませんから、試してみる価値はあるのではないでしょうか?
まとめ
今回は、アロマテラピーの代表ともいえるラベンダーの効能・効果や認知症の予防などについてまとめてみました。
ラベンダーは、そのリラックス効果から鎮静・安眠、他にも鎮痛・かぜの緩和、日焼け・やけど、傷の手当てなどに効能・効果が期待されています。
万能薬と言われれているラベンダーですが、まさかアルツハイマーやうつ病にも効果が期待できるとは意外でした。
副作用もほとんどありませんから、あらゆるシーンで活用できそうですね。
ご自身に合った使い方をされてみてはいかがでしょうか?
この記事が少しでもみなさんのお役に立てば、うれしいです。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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